鎌田大地がフリーで、フランクフルトからラツィオ移籍

©︎IMAGO/Sven Simon

　金曜夕方にセリエＡのラツィオ・ローマは、鎌田大地を獲得したことを正式に発表した。この夏をもって契約を満了していたアイントラハト・フランクフルトは移籍金を手にするチャンスはなく、フリートランスファーにて２０２５年６月３０日までの２年契約を、さらに１年間の延長オプション付きで締結。ただしまだイタリアでの労働許可証を手にする必要があり、それはできる限り早期に完了する見通し。ラツィオとの交渉について、選手とクラブとの思惑にあまりに大きな開きがあったようだが、そこにスポンサーのミズノが”支援”に入り移籍が実現した模様。

ＡＣミランはプリシッチ、チュクウェゼ、ムサを獲得

　複数のメディアによれば鎌田大地が希望した移籍先は同じイタリアでも、ＡＣミランだったようでしかしながらスピードに重点を置く同クラブではプリシッチ（チェルシー）とチュクウェゼ（チェルシー）が加入したことにより、鎌田の移籍の道は閉ざされており、さらにこの日にはアーセナルで育成され、ビジャレアルで通算１０８試合（５得点３アシスト）出場した２０歳のＣＭＦ、ＣＭＦユヌス・ムサも基本金２０００万ユーロで獲得したことが発表されている。

鎌田にとって欧州３カ国目

　２０１７年にサガン鳥栖からフランクフルトに加入し、その１年後にベルギー1部シントトロイデンでのレンタル移籍を経て、復帰した２０１９年から主力としての活躍をみせた２６歳の日本代表ＭＦは、ブンデス通算１２７試合（２０得点）、そしてＣＬ８試合（３得点）、ＥＬ２３試合（１１得点）に出場。そのＥＬでは２０２２年夏に優勝を果たしており、これからベルギー、ドイツに続く欧州３カ国目の挑戦へと臨むことになった。

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— S.S.Lazio (@OfficialSSLazio) August 4, 2023