2023/08/10
ケルン、ファリデ・アリドゥ獲得めざしフランクフルトと交渉。リュビチッチの移籍については否定

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この夏これまで1.FCケルンではオフェンシブオールラウンダーのルカ・ヴァルトシュミットをはじめ左SBパカラダ、ボランチのクリステンセン、右SBカルステンセン、そして2人GK(ペントケとニキッシュ)と6選手を獲得。この夏をもって退団したヨナス・ヘクター(引退)、エリス・スキリ(フランクフルト)、キングスレイ・シンドラー、そしてティモ・ホルンの穴埋めは対処できたといえるだろう。「人事面ではいろいろと動いてきたね」とケラー強化担当。
ただしヤン・ティールマンはU21欧州選手権の向けた合宿中の負傷で10月まで離脱が見込まれており、さらに準備期間中にウィルスに感染したリントン・マイナについても、その後の背中を負傷したためまだテストマッチにも出場できていない。おそらくドイツ杯初戦も欠場となるだろう。そのため本来ならば数的には揃っているのだが、「我々は市場をチェックしている」とケラー氏。キッカーが得た情報では2021年にも興味を抱いていた、フランクフルトとの契約最終年度にあるファリデ・アリドゥが候補のようだ。
確かに昨季15試合には出場したものの30分以上となるとわずか1試合のみ、得点もなく、アシストは1つだけという状況を見る限りは、1vs1を得意とする深いところを突くプレーを好む同選手の判断はあまり功を奏さなかったといえるかもしれない。そのためケルンはすでにクラブ間での話し合いに臨んでいるようで、ただケルン側が求める買取オプションについて、その潜在能力を高く評価するフランクフルトとの間ではまだ合意に至っていない模様。
「デヤン・リュビチッチがFCを去る可能性を完全に否定できる」
その一方で攻撃的MFデヤン・リュビチッチについては、1.FCケルンからの退団の可能性が取り沙汰されてはいるものの、そういった背景もあってのことだろう、ケラー氏はこの噂を地元紙ライニッシェ・ポストに対して明確に否定した。「私は、デヤン・リュビチッチがFCを去る可能性を完全に否定できるよ」
フランクフルト、アクマンがベルギー2部に移籍
またフランクフルトはアリ・アクマンがベルギー2部のFCVデンダーEHに移籍することを発表。2年前に加入した21歳のアタッカーは、2021年夏にNECナイメヘンに、さらに昨シーズンはトルコ2部リーグのギズテペ・イズミルにレンタル移籍。ナイメヘンでは28試合に出場し6得点あげたものの、ギョズテペでは16試合で無得点に終わり、今回新天地での再起にかける。
フランクフルト、ナチョ・フェリと延長
2021年夏に獲得し、2022年11月に2025年までのプロ契約を締結していた、ナチョ・フェリとの契約をさらに1年間更新したことを明らかにした。18歳のスペイン人ストライカーを高く評価している同クラブでは、すでにブンデス4部相当となるセカンドチームでデビュー。ただ基本的にはこれまでユースチームでのプレーを続けているところ。