2023/08/14

フランクフルトがドイツ杯初戦大勝も、スタジアム内外で激しい暴動

©︎IMAGO/Jan Huebner

 アイントラハト・フランクフルトでは今季初の公式戦となったドイツ杯初戦、ロコモティフ・ライプツィヒ戦にてゲームキャプテンを務めた長谷部誠ら選手たちは、7−0と最終的に大差をつけての勝利をおさめることに成功。ただフランクフルトがロコモティフのライバルである、ケミー・ライプツィヒと友好関係にあることから、暴動が危惧されすでに警備体制は厳重に敷かれていたものの、それにもかかわらず大規模な暴動が発生。警察の発表によればまず開始前に、24歳と25歳のファンはロコモティフ側のファンと見られる2人組から襲われ、後者の男性は病院への入院を余儀なくされたという。現在この事件は危険な傷害事件に分類して捜査中。

 さらに試合中もホームの観客ブロックからその前にあった車椅子利用者用ブロックに火器類が投げ込まれ、爆発を引き起こしていたとのこと。またロケット弾なども発射されたことから、試合が一時中断される騒ぎにまで発展。クレーシェ競技部門取締役は主審の一時中断など対応を評価しつつ、「全くもって不必要なこと」と不快感を露わに。また試合後はファンの1人が記者に向けて瓶を投棄。加えて警官2人を襲撃した31歳の男性が捜査を受けている。ロコモティフのサポーターはバリケードを突き破って相手ファンへの接触を試みて警官隊と衝突。トラムの非常ブレーキが引かれる騒ぎで出発に遅れ、ロコモティフのサポーターがスタジアムに近い道路へゴミ箱を投棄するなど、スタジアム外にもその暴動の影響は及んだ。

フランクフルト、マタノヴィッチを今度はカールスルーエにレンタル

 イゴール・マタノヴィッチがアイントラハト・フランクフルトを後にし、ブンデス2部のカールスルーアーSCでプレーすることが明らかとなった。身長194cmと大型の20歳のストライカーは、2021年に11年過ごしたブンデス2部FCザンクトパウリから加入、だがそれから2年間も引き続き同クラブにレンタル移籍しており、昨季はあブンデス2部18試合に出場して2アシスト、ドイツ杯では2試合に出場している。(8月17日追記)

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