2023/08/30

フランクフルトのリンドストロムがナポリ移籍。コロ・ムアニはパリSG移籍を熱望

IMAGO/Kessler-Sportfotografie

 また1人、ヨーロッパリーグ優勝メンバーが、この夏アイントラハト・フランクフルトを後にすることとなった。イェスパー・リンドストロムがイタリア王者SSCナポリへと移籍することが火曜夜に発表。契約をあと2年残していたため移籍金を手にすることになるが、それはおよそ3000万ユーロの基本金になるとみられ。さらに成果に応じたボーナスは最大500万ユーロとなる模様。「イェスパーは過去2シーズンにおいて、我々のこのポジティブな発展に多大なる貢献をしてくれた選手。ヨーロッパリーグでの優勝をはじめ、ドイツ杯決勝進出、そして何よりも重要なことはブンデスリーガの舞台で多くの特別な瞬間を描いたこと。それは今後もずっと彼とフランクフルトを結びつけ続けていくだろう」と、マルクス・クレーシェ競技部門取締役は語った。

 2021年にブロンビーIFから加入した同選手は、移籍当初は少し慣れに苦しむ様子が見受けられたものの、その年の秋には調子を上げて先発の座を確保。そのシーズンの終わりにはヨーロッパリーグ優勝を果たした。そしてテクニック面に長けたドリブラーは、昨季もクラブにとって不可欠な存在となっており、在籍期間中ブンデス通算57試合に出場して12得点を記録。デンマーク代表としてもこれまで10試合に出場している23歳の若武者には、そのため必然的に他クラブからの関心が寄せられることになる。そしてこの夏には以前よりイタリア・セリエAのへの移籍が取り沙汰されており、最終的には昨季に33年ぶりにスクテッドを獲得したナポリへの移籍を決断した。

フランクフルト、ブラジルU20代表GK獲得

 その一方でフランクフルトは先日にアヤックス・アムステルダムに移籍した、ディアント・ラマイの穴埋めとしてカウア・サントスを獲得。20歳のブラジル人GKは同国1部フラメンゴ・リオデジャネイロからの加入となり、新天地とは2028年までの5年契約を締結している。同クラブのユースからプロへの階段をのぼり、ブラジルU20代表の一員として今年はじめのU20南米選手権にて優勝。「素晴らしい才能をもったGK」の獲得に喜びをみせたクレーシェ取締役は「長い間チェックしていた。その素晴らしいポテンシャルに確信をもっているし、ここで成長をさらに高めていくため最大限のサポートを受けることなる」と強調した。

コロ・ムアニ「パリ移籍はまたとないチャンス」

 またフランクフルトで現在もう1つのホットな話題といえば、パリ・サンジェルマンから再オファーが提示されたと見られるランダル・コロ・ムアニの去就だが、同選手自身は「パリへの移籍は僕にとってまたとなチャンス」とスカイに対してコメント。「フランクフルトがパリからのオファーに同意して、この移籍が実現できることを願っているよ」と、フランクフルト首脳陣に移籍へのプレッシャーをかけている。なおフランクフルト側は1億ユーロを希望、最近のオファーではパリ側は以前のオファーよりも譲歩をみせているが、果たして・・・?

 

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