2023/08/30

パリSG移籍熱望のコロ・ムアニ、最終調整参加をボイコット

©︎Getty Images

 ヨーロッパカンファレンスリーグ予選、レフスキ・ソフィアとの一戦を前にしてアイントラハト・フランクフルトでは、ランダル・コロ・ムアニに関する人事が大きく影を落としている。水曜午前にクラブ側が発表したように、移籍を希望する24歳のフランス代表は最終調整に参加することはなかった。これはおそらくパリ・サンジェルマンをさしているであろう、「別のクラブ」への移籍の意向によるものであり、これはかつてユベントス・トリノへの移籍に強行をはかったフィリプ・コスティッチを思い起こさせるものだ。

 あたらめてクレーシェ競技部門取締役は「我々はいま、ランダルのその性格、異なる側面について目の当たりにしている。今は彼に多くのことが降り注いでおり、それに対する反応の結果なのだろう。ただそれは間違ったものだよ。それを彼、そして彼を取り巻く人々に我々は明確に伝えた」と述べ、「そして我々は彼抜きで、このレフスキ・ソフィア戦に臨むことになる。そして今回のことは我々の移籍活動に決して影響を与えることはない」と断固たる姿勢を貫く考えを強調した。

 パリ・サンジェルマンとアイントラハト・フランクフルトは、ランダルコロ・ムアニを巡る移籍について引き続き話し合いを続けており、キッカーから得た情報によるとアイントラハトの関係者は、本日水曜日中にも結論を出すことを目指しているという。これまでのところでは両クラブはまだ、フランス代表FW(9試合)の移籍金について合意できておらず、フランクフルトは基本金とボーナスで構成される1億ユーロを要求。水曜日朝の時点でも合意はまだ見えていない。

 パリ・サンジェルマン側は仏紙レ・キップによれば最近、移籍金7000万ユーロに加えて、コロ・ムアニの後継としてドルトムントなどからも関心が寄せられていた、ウーゴ・エキティケをパッケージとしたオファーを提示。21歳のフランス人フォワードの市場価格は、Tranfermarktによればおよそ2000万ユーロほどに見積もられている。そんな中でコロ・ムアニは先日スカイに対し「パリへの移籍は千載一遇のチャンス」と、2027年まで契約を結ぶフランクフルトに移籍へのプレッシャーをかけていた。

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