2023/09/02
パリSGが9500万ユーロ提示、コロ・ムアニ移籍でフランクフルトと合意

©︎IMAGO/Jan Huebner
確かにランダル・コロ・ムアニはパリ・サンジェルマンへの「千載一遇」の移籍を強行するために、アイントラハト・フランクフルトのトレーニングをボイコットするストライキに打ってでた。だがそれでも今回の移籍成立という結果は驚くべきものといえるだろう。なぜならばフランクフルトには肝心の穴埋め役の確保ができておらず、そのパリからウーゴ・エキティケが有力視されていたものの給与と移籍金のトータルパッケージがあまりに高すぎたのだ。
ただそれでもフランクフルトが首を縦に振るしかない理由。それはパリ側が提示した好条件にほかならない。当初フランクフルトが希望していた1億ユーロの大台こそ突破しなかったものの、9500万ユーロという金額は首脳陣も納得の範囲内だったのだろう。「まだまだここにいてほしかったが、最終的にはここ数時間の展開と財務状況、今回の売却による記録的な収入が決定的となった。夜遅くになって求めていたオファーが届いた」と、クレーシェ競技部門取締役は明かした。
昨夏にナントからフリートランスファーに加入し、そして即座に主力として15得点、16アシストの活躍をみせた同選手は、今冬にカタールで開催されたワールドカップにフランス代表として招集されるなど飛躍。そしてこれから新天地とは2028年までの契約を結ぶと見られる同選手は、パリ・サンジェルマンではその同僚のキリアン・エムバペ、そしてバルセロナから加入したウスマン・デンベレをはじめ、ベンフィカからレンタル中のゴンサロ・ラモス、レアル・マドリード加入したマルコ・アセンシオらとの厳しい定位置争いが待っている。
フアン・ベルナト、ベンフィカに移籍
その逆にかつてブンデスリーガでプレーしていた選手が、これからパリ・サンジェルマンを後にし、ポルトガル1部ベンフィカ・リスボンへと渡る。1年間の期限付き。ルイス・エンリケ新監督の下では役割を得られていなかった、元バイエルン・ミュンヘンのフアン・ベルナトは、これからはドイツ人指揮官ロジャー・シュミット監督の下でのプレーを決断。とりわけそのバイエルンからリュカ・エルナンデスが獲得するなど、その立場は明らかに苦しいものへと変わっていた。
ℹ️この度、ランダル・ #コロ・ムアニ が母国フランスの名門 #パリ・サンジェルマン に移籍することになりました。
素晴らしいゴールの数々。1年間ありがとう🫶#SGE | #アイントラハト | #フランクフルト | #ブンデスリーガ pic.twitter.com/OLEpiZQiul
— Eintracht Frankfurt (@eintracht_jp) September 1, 2023