2023/09/21
EL優勝、ジャパンツアー:フランクフルトがクラブ史上最高売上を記録

©︎IMAGO/Team 2
週末にアイントラハト・フランクフルトは2022/23シーズンの財務数値を発表。クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ参戦、そしてジャパンツアーの実施など、前年度のヨーロッパリーグ優勝に続き非常に印象的な1年を過ごすなかで、競技部門のみならず財務部門も非常に好調な数字を記録。株式対策とビッグタイトルの獲得によって、ようやく収束したコロナ禍の傷口を回復させる、クラブ史上最高額の売上高を記録したことを明らかにした。
このシーズンから再び黒字に転換したアイントラハト・フランクフルトでは、実に3億1020万ユーロもの売上高を記録しただけでなく、税引後利益も1760万ユーロを計上。自己資本は710万ユーロから2470万ユーロにまで大幅に増加し、フランケンバッハCFOによれば自己資本率は16%にまで相当するとのこと。今季末までにはそれは「望ましい」範囲となる25から30%にまで引き上げられる見通しだ。これはおよそ6000万ユーロに相当するもので、この夏の移籍市場で鎌田大地をフリーで手放してもなお、およそ9000万ユーロもの黒字をあげたことから、その目標値は十分に果たせるはずだ。
加えてクラブの株式を売却することで、自己資本を強化することもできる。株式の16.81%を保有する “Freunde des Adlers GmbH “の株式を近いうちに買い戻し、プレミアムを付けて市場に「間もなく発行し、契約書も作成される予定だ」とコメント。さらにキャンパス建設などに起因する財務上の負債は、6290万ユーロから4860万ユーロに減少しており、タイトル獲得に沸いて小売り販売も非常に好調など、フランケンバッハ氏は、「スポーツ面だけでなく、経済的にも非常に成功した年だった」と改めて総括した。