2021/05/07
勝つしかないデュッセルドルフ、アペルカンプ真大が先発復帰か
ブンデス2部フォルトゥナ・デュッセルドルフとって、土曜午後に行われるアイントラハト・ブラウンシュヴァイク戦は、1部復帰のため必勝体制で臨まなくてはならない。レスラー監督は「明らかに、我々は攻撃的にこの試合へと臨む」意思を明らかにしているが、ただこの決戦に向けてあらゆる意味で、デュッセルドルフは大きな自信を胸に臨むことになる。
まず1つ目はホーム戦での結果がブンデス2部最高であるという点、そして2つ目は、その相手が現在16位と残留争いを展開する相手だということだ。それでもレスラー監督は、「彼らは勝利しなくてはならない。だから我々もそれに備えて高い集中力をもって臨まないと」と警戒。
ただもう1つの自信へと繋がっている理由が、前節のカールスルーアーSC戦での劇的勝利。「あの試合で我々は改めて、メンタルの強さをみせることができたよ」と指揮官。特に選手起用が冴え渡り、途中出場のボレロが得点、さらにイヨハの放ったボレーが弾かれたところを、アペルカンプ真大が押し込み劇的なロスタイム弾で勝利を掴み取っている。
そのためその後押しを受け、今回の試合では先発出場する可能性が高いだろう。2度に渡る筋損傷を抱え離脱を余儀なくされた20歳の日本人MFだが、その発想力と創造性がいかに重要なものであるかは、既に実証済み。「彼のサッカーIQの高さと多才さは、我々に選択肢をもたらしてくるものだよ」とレスラー監督はコメント。
そこで再び息を吹き返した大ベテラン、チームに落ち着きをもたらしてくれるリーダーのアダム・ボジェクと共に、中盤コンビを形成することだろう。また隔離から復帰したケナン・カラマンについても、「カールスルーエ戦での終盤では、チームを盛り上げてくれていた」と述べており、同じくこの試合で先発出場することが見込まれる。