2022/03/13

14選手不在のデュッセルドルフが奮闘、内野貴史は先発で独2部デビュー


 いつもであればもしもロスタイムに同点とされれば、選手たちには幻滅した表情が見受けられていたことだろう。だがこの日のフォルトゥナ・デュッセルドルフの状況は、あまりに非日常的なものだった。ダニエル・ティウネ監督と、14人の選手たちがコロナ感染によって離脱となったことにより、試合延期の申請が認められなかったデュッセルドルフは数多くの若手選手と共に、即興での対応を余儀なくされていたのだ。
 「我々にとって、まさに激動の1週間となったね」と振り返ったヤン・ヘプナー監督代理は、「希薄に溢れ、強い結束力と、そして卓越したGKによって、良い試合を演じられたと思うね」と振り返った。とりわけGKフロリアン・カステンマイアーは、前半にPKをセービングして先制点を未然に防いだほか、試合中には幾度となく好セーブをみせてロスタイムの同点弾まで無失点を継続。これには選手本人も満足感を示しており、「この試合には2つの側面があったね。1つは失望、もう1つは誇りだ」と胸を張る。
 またこの日にブンデス2部デビューを先発で飾った内野貴史は、クラブ公式ツイッター日本語版にて、「絶対にこのチャンスをものにしたいという気持ちともってピッチに入りました。初のプロデビューでしたし、自分のサッカー人生でこの日を忘れることは絶対にないと思います」とコメント。共に先発でデビューを飾ったティム・ケーテルも、「試合中ずっと鳥肌が立っていたし、フォルトゥナのファンの前でプレーできたことは、本当にものすごいことだと思うよ」と喜びをみせた。
 特にこの日はアペルカンプ真大がキャプテンを務めるなど若い力が印象的で、フロリアン・ハルトヘルツは「選手たちの奮闘、セカンドチームの選手たちの仕事ぶり、スタッフ全体の取り組む姿勢というのは、ものすごいものがあったよ」と称賛、「この試合からチームはエネルギーと闘志を得たはずだ。試合に出れなかった選手たちからの後押しも感じたし、これからも一致団結して早く状況が良くなるよう希望している」と語った。
【試合スタッツ】
アペルカンプ真大
、〜85分:k(シュート総数1、アシスト性のパス3、総走行距離10.93km、タッチ総数43、パス総数29、パス成功数21、パス失敗数8、パス成功率72%、対人戦勝率38%、ファウル数0、被ファウル数2、オフサイド1)
田中碧、フル出場:(シュート総数0、アシスト性のパス1、総走行距離10.87km、タッチ総数64、パス総数44、パス成功数35、パス失敗数9、パス成功率80%、対人戦勝率58%、ファウル数3、被ファウル数1、オフサイド0)
内野貴史、フル出場:(シュート総数1、アシスト性のパス0、総走行距離11.49km、タッチ総数52、パス総数24、パス成功数14、パス失敗数10、パス成功率58%、対人戦勝率67%、ファウル数0、被ファウル数2、オフサイド0)
 

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