2023/03/26
契約最終年度で遂にブレイクのコフナツキ、デュッセルドルフで「昇格したい」

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ダヴィド・コフナツキがその潜在能力を発揮したのは、実に移籍4年目のシーズンのことだった。今季26歳のストライカーはブンデス2部全体で2番目となる19得点をマーク。負傷などに泣かされて本来の場所ではないサイドで起用されることもしばしばだったが、今季はセンターフォワードとして活躍をみせているところだ。
ただいったい何故、活躍まで契約最終年度まで待たなくてはならなかったのかという疑問は残る。実は1年前の時点でクラブ側からは新天地を模索するよう伝えられており、「それがわずか2日前のことだったから、あまり選択肢がなくてね」とコフナツキ。最終的には古巣で母国のレフ・ポズナンへの復帰を決意する。
リーグとしては格下となったがそれでも「いまは母国に戻るタイミングだと思った。特に精神的にね。あそこは勝手知ったる場所だし」と、ポーランドの有名なYouTubeチャンネル “Foot Truck “のインタビューの中でコメント。そこでは14試合で4得点2アシストをマークし、タイトル獲得も達成。このままクラブに止まることを予想していたが、レフ・ポズナン側は態度を明確にしなかったため、一旦コフナツキはデュッセルドルフへと帰還していた。
「ひとまず練習に参加して、合宿にも帯同する感じで戻った」と振り返っており、ただそこにいたのがダニエル・ティウネ新監督。同氏からは「残ってくれたら嬉しい」との言葉を受け、出場機会を約束するものではなかったものの「今の練習でみせていることを続けていくながら、必ずプレーすることになるといってくれたんだ」とコフナツキ。
そこで残留を決意した結果が今シーズンの大きな飛躍へとつながっており、1年前にクラブが希望していた移籍先は契約最終年度となった今になって、他クラブからの関心が寄せられているところ。「具体的なオファーがいくつかあるんだいくつかあるんだ。交渉中だよ」とコフナツキは明かして、「今はとても重要な時期。これが道を開くことにもなるのだから」と述べつつも、今は「ぜひ昇格したい」と、移籍問題は二の次であることも併せて強調した。
デュッセルドルフ、主将ホフマンが再離脱
その一方でデュッセルドルフは主将アンドレ・ホフマンが、水曜日の練習中に大臀筋に筋損傷を抱えたことを明らかにした。具体的な離脱期間については明かされていないものの、少なくとも代表戦期間明けとなるハンブルガーSV戦は欠場。そもそも同選手は前半戦、大腿筋の筋損傷で2ヶ月の長期離脱を余儀なくされており、さらにこの日の夜にはエリオネ・フェルナンデス・ネトも、U19のカップ戦にて右足首の靱帯を損傷。共に離脱へと入ることになった。