2023/07/13
デュッセルドルフ:FW陣で大規模改修中も、さらに田中碧やクラーラーも移籍の流れ

©︎IMAGO/Laci Perenyi
ブンデスリーガよりも一足早く、今月末より開幕を迎えるブンデス2部では、新シーズンに向けて精力的に移籍市場で動きをみせるクラブがある中で、フォルトゥナ・デュッセルドルフはここまでフライブルクのセカンドチームから、ヤニック・エンゲルハルトとヴィンセント・フェルメイのみ獲得と比較的静かだ。ただオフェンス陣の補強、それは単に数だけの問題ではなく、再び競争力のある布陣に作り上げるという大仕事を果たさなくてはならない。
チーム得点王のダヴィド・コフナツキ(14得点10アシスト)がブレーメンに、ルーヴェン・ヘニングス(6得点4アシスト)は3部ザントハウゼンにそれぞれフリーで退団、クリストファー・ペテルソン(レンタル中)、クワドォ・バー(レンタル終了)、ナナ・アンポマ(契約終了)、ニクラス・シプノスキ(ビーレフェルト移籍)もチームを後にしており、そんな中でヘルタ・ベルリンとの開幕戦はもう2週間半後にまで迫っているところ。
求める選手像については、ダニエル・ティウネ監督は「一定の運動量、ファーストコンタクトとフィニッシュのうまさをもった」ストライカーであると説明。具体的な名前はあげていないものの、フランクフルトに所属するラグナー・アッヘや、カールスルーエのティム・ロスマンらが浮上。一方でダニエル・ギンチェクとフェルメイがここまでテストマッチでは得点を決めており、後継者争いに向けて名乗りを上げているが、それで開幕まで十分な布陣といえるだろうか?
加えて中盤では田中碧が、そして守備ではクリストフ・クラーラーも移籍を視野にいれており、デュッセルドルフ首脳陣の工事現場は更に拡大をみせることは必至。最終的には移籍が見込まれるが、いずれにしても現在行われているバート・リオンフェルデンでのトレーニングキャンプは2人ともフル参加。この間でまず金曜日にスロヴァン・リベレツと日本時間24時から、そしてとプスカス・アカデミアとは月曜日(時間は未定)にテストマッチを行う予定となっており、現在はティム・オーバードルフ(単核球症)と内野貴史(筋損傷)の2選手が離脱中だ。