2023/08/10
デュッセルドルフ:アイスランド代表MFヨハンネソン、ギリシャ代表FWツォリス獲得

©︎IMAGO/Shutterstock
イサク・バーグマン・ヨハンネソンがブンデス2部フォルトゥナ・デュッセルドルフに加入した。20才のMFはデンマーク王者FCコペンハーゲンから1年間の期限付きで加入。アロフス取締役は「この移籍について長く取り組んできたから、今回うまくいってとても嬉しく思うよ。イサク・バーグマン・ヨハンネソンは若く非常に良い選手。中盤ならば複数で起用可能であり、ウィングからゲームに影響を与えることも可能だ」と語った。レンタル料は100万ユーロ。
2021年夏に母国スウェーデンを後にし、デンマークの首都へと渡った同選手は、当時は移籍金450万ユーロが投じられており、それ以降デンマーク1部40試合に出場。EL8試合、CL5試合に出場した経験ももつ。テクニックに長けたレフティで、昨季はチャンピオンズリーグの舞台でGLマンチェスター・シティやドルトムントとも対峙。「若いが多くの国際経験を積んでおり、昨季はCLでもプレーして、またアイスランド代表としても19試合プレーしているよ。いい左足をもった、とても才能のある選手だ。いろいろと新しい選択肢を提供してくれるだろう」と期待感を述べている。
一方のヨナンネソンは「(1981年から1985年までフォルトゥナで129試合に出場した)アトリ・エドヴァルドソンのような偉大な選手の後にデュッセルドルフでプレーできることを、アイスランド人としてとても嬉しく思っている。フォルトゥナは僕に大きな関心を示してくれた。これは僕のキャリアにとって正しいステップだと思うし、早く始めたい」と意気込み。特にコペンハーゲンでは定位置争いで遅れをとっていたため、今期はブンデス2部の舞台で出場機会を確保しさらなる飛躍につなげたい。
逆に今回のヨハンネソンの加入が、デュッセルドルフにとってはエリオネ・フェルナンデス・ネトの退団に繋がった。これまでヤニック・エンゲルハルト(中盤、SCフライブルクⅡ)、ヴァンサン・フェルメイ(攻撃、SCフライブルクⅡ)、カロル・ニェムチツキ(ゴール、KSクラコヴィア)、クリストス・ツォリス(中盤、ノリッジ、レンタル)らの獲得で苦しい立場にあった17歳の売却によって、デュッセルドルフはオーストリア王者ザルツブルクからすくなくとも移籍金として300万ユーロを手にしたようだ。
ギリシャ代表FWツォリス獲得
なおその前日にはデュッセルドルフはノリッジ・シティのギリシャ代表(13試合)、クリストス・ツォリスと1年間のレンタル契約を結んだ(買い取りオプションつき)。PAOKで育成されプロへの階段を上った(57試合、17得点)た右利きのアタッカーは、かつて1100万ユーロでノリッジ移籍。ただそこではバックアップに甘んじてプレミアからの降格とともに昨季トウェンテに半年レンタル移籍。そこで15試合に出場して3得点をマークしている。
ヴェーバー強化担当は「ポリバレントで決定力のあるアタッカーであり、高いレベルで能力を実証済み、チームに好影響をもたらしてくれるだろう」と期待し、アロフス取締役は「攻撃強化が課題で、以前から目をつけていた選手。若いが国際経験豊富で即戦力となってくれるだろう」と評価。同選手は「最初の話し合いからとても期待を感じていたし、ぜひともに成功をおさめていきたい」と意気込みをみせた。