2023/10/08

U22日本代表SB内野貴史、1年半ぶりのデュッセルドルフで先発で存在感みせるも負傷交代

ソース:Express,

©︎Getty Images

 ブンデス2部フォルトゥナ・デュッセルドルフの内野貴史が、1年半ぶりにスターティングメンバーとして出場した。出場停止となったマティアス・ツィマーマンの代役として、週末に行われたVFLオスナブリュック戦にてU21日本代表サイドバックは、そこでその起用に応えるパフォーマンスをみせてはいたものの、土壇場になって同点に追いつけれる結果に。また後半50分すぎにはリードをもたらす決定機を逸するなど、悔しさも残る結果となったようで、「あの得点を決めていれば、たぶん勝てたはず。とても残念です」と、試合後に語っていたことを地元メディアEXPRESSが掲載。しかも最後の場面では内野は負傷のために交代(76分までプレー)しており、それを遠くから見ることはあまりに辛い経験となったことだろう。

 ただそれでもこの試合では十分に胸を張って然るべきだ。なにせ内野にとってこれは、フォルトゥナ・デュッセルドルフにおける、まだ2度目の先発出場であり、そしてその1年半ぶりに巡ってきたチャンスで先発争いに名乗りをあげる存在感を発揮してみせたのだ。特にデュッセルドルフには先日延長したばかりのオーバードルフが控えていただけに、「ティウネ監督からは準備しておくように指示を受けていた」という発言は興味深い。おそらくは最下位に沈むオスナブリュックが相手であったためより攻撃的に、そして相手の俊足クリスチャン・コンテとのマッチアップを踏まえてのことだったはずだ。

 ただ出場停止明けとなるツィマーマンの復帰後も、引き続き先発出場できるかについてはやはり疑問符のつくところ。それでも指揮官としては、こういった状況で信頼に応えられる戦力がいることへの認識にはつながったはず。「自分のプレーどうこうにかかわらず、何より大事なのはチームが勝利することです」と内野は強調した。なお前回のハンブルク戦ではベンチスタートとなったアペルカンプ真大はフル出場。代わりに田中碧がベンチスタートとなったこの試合、デュッセルドルフは痛み分けで首位ザンクトパウリから勝ち点差4の暫定5位。昇格エリアの2位ハンブルクと3位カイザースラウテルンとの勝ち点差は2となっている。

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