2023/08/10

CL初参加のウニオンのFW陣は?ベッカーとカウフマンの移籍に進展なし

©︎IMAGO/Nordphoto

 今シーズンではクラブ史上初となるチャンピオンズリーグ出場に向けて、ウニオンでは更なる盛り上がりとチーム強化に向けて勢いに乗りたいところだが、その一方でオフェンス面においても主力選手の移籍の可能性が取り沙汰されており、シェラルド・ベッカーについては現在、ドゥーヒと同様にイタリアからの関心が寄せられているところ。特に契約は最終年度とあって、ツィングラー会長は「彼自身が公私ともにステップアップを期していることはクラブとしても受け入れている」と語っていた。

 そもそもウニオンが通常非常に早い段階でチームを作り、呼吸を合わせていくことに重点を置く。しかしながら28歳の快速アタッカーについては、キッカーによればそもそもまだ正式なオファーは受けてはおらず、一方でこの夏の準備期間で順調な仕上がりをみせたダビド・フォファナとケビン・ベーレンスの背後に隠れる形で、アタランタ・ベルガモとのテストマッチではベンチスタート。フィッシャー監督は試合後「来週でまたどうなるかはわからない。結局のところ、準備に努めるしかないんだ」と強調するほかなかった。

 ただその一方でウニオンではセンターファワード、190cmと長身のブンデス2部所属ミケル・カウフマンの獲得を目指しているところであり、ただしキッカーとのインタビューにて所属するカールスルーエのアイヒナー監督は、「それは私にとってみれば、あまりに短絡的すぎる話だと言わざるをえない。だってまだ彼の代わりを務められる選手がいるわけではないというのに」と、補強の目処をつけることが優先であることを強調している。

トリメルが主将として6シーズン目

 日曜日にブンデス4部相当アストリア・ヴァルドルフとのドイツ杯初戦にて、今シーズンの幕開けをいよいよ迎えるウニオンだが、それに先駆けて改めて主将と選手評議会メンバーを発表。クリストファー・トリメルは主将として6シーズン目を迎えることになり、副将はラニ・ケディラ。それに次ぐのがシェラルド・ベッカーで、選手評議会にはそのほかGKヤコブ・ブスクとフレデリク・レノウ、CBダニーリョ・ドゥーヒ、SBジェローム・ルシヨンが加わった。

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