2023/08/21
フラム:ミトロヴィッチがアル・ヒラル移籍。ウニオンのユラノヴィッチに関心か

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土曜日に発表されたアレクサンダル・ミトロビッチのアル・ヒラルへの移籍は、決して関係者各位を驚かせるようなものではなかったことだろう。セルビア代表として81試合に出場し52得点をマークしてきたストライカーは、7月末の時点で「フラムではもう二度とプレーしたくはない」との意思を見せており、実際にプレミア開幕戦エヴァートン戦でこそ途中から出場したものの、続くブレントフォード戦ではメンバー外に。フラムのシウバ監督は「彼は移籍のためにあらゆる手を尽くしていた」と語っていたのだ。その結果ミトロヴィッチは自身の念願叶ってサウジアラビアへと移籍。アル・ヒラルとは3年契約を締結しており、メディアによればフラム側はクラブ史上最高額となる、最大で5000万ユーロほどの移籍金を手にすることになる模様。
2013年にバルチザン・ベオグラードからアンデルレヒト、そして2年後のニューカッスル移籍を経て、2018年よりフラムに在籍した同選手は、それ以降はこれまで206試合に出場して111得点、22アシストをマーク。とりわけチャンピオンシップでは2019/20シーズンに40試合に出場して26得点をマーク、そして何より2021/22シーズンでは44試合に出場して43得点を記録したことは今後も記憶に残り続けていくことだろう。そしてパリでメディカルチェックを済ませたミトロヴィッチは、中東の地ではネイマール、マルコム、ルベン・ネヴェス、セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ、カリドゥ・クリバリ、ボノらとともに、ホルヘ・ジェズス新監督の下で3億ユーロを投じた豪華メンバーと共演する。
フラム、ウニオンのユラノヴィッチに関心
その一方でFCフラムは右サイドバックの補強を視野に入れているようで、1.FCウニオン・ベルリンに所属するヨシプ・ユラノヴィッチに関心を示している模様。28歳のクロアチア人ディフェンダーは、基本的にはクラブ内においてもベルリンという街においても居心地の良さは感じているようだが、ただ現在クリストファー・トリメルと役割を分担するプレータイムに不満を抱いているとも言われている。