2021/01/28
フライブルク、アブラシをバーゼルにレンタル
確かに昨年夏にSCフライブルクとの契約を延長した際には、クレメンス・ハルテンバッハSDから「ピッチの内外でみせるエネルギーが、チームや組織にとって非常に重要なものだよ」との評価を受けていた、SCアミーヌ・アブラシ。だが水曜には今季いっぱいまでのレンタルにて、スイスのFCバーゼルへレンタル移籍することが発表された。
2015年に2部降格を喫した際に、そのスイスのグラスホッパー・チューリヒより加入したMFは、同SDの言葉通り気迫あふれるプレーでファンからの支持を得ることに成功。チームと共に1部昇格を果たすと、リーグ戦20試合に出場したのだが、しかしながら2018年に十字靭帯を断裂。さらに負傷を繰り返したこともあり、なかなかプレーができない日々が続いている。
「それでもチャンスは必ずやってくる。しっかりと準備はしているし、それが重要なんだ」とkickerに対して語っていたベテランに対しては、チームからの信頼も厚く選手評議会のメンバーにも選出。実際に求められた時には役目をしっかりとまっとうしていたものの、一方で最近ではヤニック・ハベラーは再びその存在感を示しており、いい頃合いでスイスの名門バーゼルからの声がかかった。
なおそこで指揮をとる人物こそ、グラスホッパー時代の恩師スフォルツァ監督であり、「非常に多くのものをこのチームにもたらしてくれるだろう。経験、リーダーシップ、メンタリティ、人間性、そしてそのアグレッシブさなどね」と期待。一方でハルテンバッハSDは「非常に価値のある選手だが、ただ彼のためにこのチャンスを与えたかった。ここでは出場機会の増加は決して約束することはできない」と説明している。