2023/01/04

シャーデがブレントフォード移籍、フライブルクへの影響は?

©️IMAGO/Eibner

 ケヴィン・シャーデがおよそ5年間在籍したSCフライブルクを後にし、プレミアリーグのFCブレントフォードへと移籍することが明らかとなった。これまでブンデス通算29試合に出場して5得点をマークしてきたドイツU21代表を、粘り強い交渉の上にブレントフォードがレンタルにて獲得。ただ契約には非常に敷居の低い条件によって買取義務が発生する仕組みとなっており、行使された場合にはおよそ100万ユーロのレンタル料を含む、2500万ユーロが支払われる予定だ。なおこれはSCフライブルクにとってはクラブ史上最高金額での売却価格であり、その際にははれて21歳のストライカーは5年契約を締結することになるという。

 「ケヴィンをユースからブンデスへと導く中で、彼は我々に多くの喜びを与えてくれた。非常に良い形で急成長を遂げており、そのポテンシャルはすでに発揮されているところ。以前よりプレミアから関心が寄せられ、また財政的な条件面も整ったことからこのステップアップを実現させてあげたかった」と、ヨッヘン・ザイアー競技部門取締役はコメント。以前より金銭的な限界値もあることを強調していた同氏は、「この時点での成立により早い段階から計画を立てていく安全性も確保された。またそれと同時に彼がプレミアでさらなる発展の機会を得られたことに誇りも感じる」と言葉を続け、またシャーデも「フライブルクにはとても感謝している。ここでブンデスリーガーになれたし、僕が苦しい時期にあっても常に支えてくれた。3部昇格、グラードバッハでのブンデス初得点、ELでの出場などの経験は、ずっとこれからも心に残っていくもの。これからはイングランドでのステップアップの機会があると思うし、ぜひこれを活かしたい」と意気込みを述べた。

 ポツダム生まれのシャーデは4年半前にエネルギー・コットブスからフライブルクのユースに加入。ブンデスデビューイヤーとなった昨季は21試合で出場、そのうち14試合は途中からの出場で、その中で4得点1アシストを記録。シーズン後には晴れて2026年までの契約にサインしており、またドイツU21代表としてもこれまで5試合に出場。ただ一方で今季は非常に好調なチームにあって、シャーデは負傷という不運にも見舞われたが多くの改善点も露呈、わずか306分のみの出場にとどまっていたことからも、むしろ夢の先であるプレミア強豪への移籍の布石として、その中堅クラブの方がよりよい中間ステップになると選手側は考えたのだろう。一方でクラブ側の穴埋めはさほど大きなものではなく、レンタルが予定されていた同じドイツU21代表ヴァイスハウプトや、移籍の可能性があったベテランのサライらが既に控えている状況。加えて前述の2500万ユーロという移籍金額に、次回移籍時の一部取得や成果に応じたボーナスの支払いなど更なる上積みも期待できるはずだ。

フランク監督「ブレントフォードらしい移籍」

 一方でブレントフォードのフランク監督は「彼は若くで将来性豊かな選手であり、大きな可能性を手にしたことになる。以前より彼のことは注視しており、そのプレースタイルはチームにマッチしたものになるだろう。スピードに長け攻守にわたり空中戦に強く危険な存在であり、オフザボールでもプレッシャーをかける姿には好感をもてるよ。チームのために率先して懸命にプレーする、そして点取り屋としての可能性を秘めた選手だ」と評価して、「ブレントフォードらしい移籍だ」と表現。特にそのスピードはクラブにとってお気に入りのようで、FIFA2023の数字「94が10番目に早い数値」であることを報告。またジャイルズSDは「昨夏にも獲得を目指したが負傷など様々な要因が重なり実現しなかった」ことも包み隠さず明かしている。 

SCフライブルク SCフライブルクの最新ニュース