2023/03/09
ユベントスのコスティッチ、フライブルクとシュトライヒ監督への敬意を強調

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アイントラハト・フランクフルト時代では特に最後の3試合において、常に直接得点に絡むなど非常にいい印象をもっている、フィリプ・コスティッチ。だがユベントスの一員として臨む今回の対戦に向けてはそれでも、「彼らには素晴らしい監督がいる素晴らしいチーム。コンパクトに構えるしっかりした印象だ。彼らはうまく適応してくるので、明日は常に試合状況をコントロールしていかなくてはならないだろう。彼らの成功は指揮官によるものだ」とリスペクトを強調した。
一方でコスティッチもまたユベントス移籍後はうまく適応しているところであり、これまでリーグ戦でも欧州の舞台でも常に先発出場。「まだオフェンス面では改善していかないと」と2得点のみにとどまっている部分を指摘するが、得意とするアシスト数に関していえば9という立派な数字を残しているところ。フライブルクとしてはキュブラーかシリディリア、もしくはユベントス同様に3バックを採用して2人同時に起用し、コスティッチに対応してくるかもしれない。加えてASローマ戦では精彩を欠き4試合連続向く点とはいえ、ドゥサン・ヴラホヴィッチにも要注意だ。同胞のコスティッチは「彼とはもう長い付き合いで、よく話をするけど、どの選手にだってこういう時期はあるものだし、彼は貪欲な選手だからまた得点を量産してくれることだろう」と期待。
アッレグリ監督も「私自身は彼に満足している。どんどん良くなってきているし、ストライカーとしては得点数で評価されるものだとしても、彼がみせるパフォーマンスにも目をむけないと。」と述べている。なおアンヘル・ディ・マリアについては先発起用を確約した指揮官だが、レオナルド・ボヌッチについては保証せず、ポール・ポグバについては当日での判断になる模様。またローマ戦について「モイーズ・キーンは自分がミスをしたことをよく理解している。ロッカールームですぐに謝罪していた。この試合でさらに一皮むけることを期待している」という。
またイタリア代表のヴィンセンツォ・グリフォについても、アッレグリ監督には質問が及んでおり、イタリア人指揮官は「彼はいい選手だし、それを実証しているよ」とセットプレーを得意とする攻撃的MFについて評価。彼からは決して目を離さないようにしないといけないね」と警戒。グリフォは「一心不乱に勇気をもったプレーを心がけていきたい。僕たちは自信を胸にグループリーグを突破しており、相手を称えるためだけにここにきたのではない。むしろ立ち向かうために乗り込んできた」と意気込みをみせる。
フライブルク、ほぼ全員がオプションに
特にリーグ戦では勝ち点15を減点され7位に沈むユベントスとしても、この大会にはチャンピオンズリーグ出場権を手に擦る絶好の機会であり、シュトライヒ監督は「相手もプレッシャーのかかる状況。この大会で優勝したければ、我々を超えていかなくてはならない。もちろんホームで勝利が期待されていることだろうし、我々としてはそれを防ぐために戦う。積極的なディフェンスと、そして自分たちでもしっかりとボールを持ちながら、勇気を持っていいアプローチとパスクオリティをみせていかなくては」と選手たちに要求した。
そんな重要な一戦においてシュトライヒ監督は、26人のメンバーほぼ全てを招集することが可能のようだ。長期離脱中のコフィ・ケレ以外は体調不良のためにチョン・ウヨンが欠場。グラードバッハ戦で風邪で欠場したミヒャエル・グレゴリッチュは戦列復帰となり、「ベンチ入りできない選手たちも含めて、全員をトリノ遠征に帯同させて」選手起用を判断していく考えだ。