2023/03/10

ポグバ、ミーティングに遅刻してフライブルク戦を欠場

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 2月28日に行われたFCトリノとのダービーにて、ユベントス・トリノのポール・ポグバは10ヶ月以上ぶりとなる復帰を果たすことができた。フランス代表MFは後半69分から投入されており、そしてこの試合での逆転勝利にも貢献。続く試合では残り25分というところから投入されており、木曜夜に開催されたヨーロッパリーグ16強SCフライブルク戦も、当然のことながら出場が期待されていたのだが・・・。

 しかしながらそこにポグバの姿はなかった。木曜午後にクラブ側が発表したメンバーの中に既にポグバの名前はなく、イタリアのメディアによればポグバは水曜夕方に行われたチームミーティングに、遅刻したために懲戒処分として今回の出場が見合わされたとのこと。ただいずれにしてもユベントスの中盤にはロカテッリとラビオが盤石の状態にあり、さらにバックアッパーとして若手ミレッティも控えているところ。

悔しさ滲ませるフライブルク

 そして試合ではフライブルクは後半62分までシュートさえ放つことはできず、最後まで積極性は見受けられなかった。GKフレッケンは「もちろん得点を決めたかったけどリスクをおかしたくはなかった」とRTLに対して試合後に説明。0−1と最小得点差でのホーム戦とあり「まだセカンドレグに可能性は残された」と考える。ただディ・マリアに許したヘディングでの失点では「一瞬だけよく見えていなかった」とその場面だけは悔しさを滲ませたが、シュトライヒ監督の見立てでは「守備面での明確さに欠けていたから、ユベントスにトランジションゲームを許したんだ」と分析。

 攻めあぐねたのは「ユベントスの存在感と先読み能力で裏を突くことができなかった」と冷静に振り返ったが、「あれが決まっていれば」と惜しんだのはマティアス・ギンター。62分に自身のアシストからへーラーがゴールネットを揺らしたが、VARがハンドを指摘してゴール取り消しに。それ次第では流れも変わった可能性があり、次戦に向けて「相手ゴール前でより力強さを満たせること」と今回のような気迫とアグレッシブさを要求した。「20mくらいでもシュートを放ったり、早めにクロスをあげたり、ボックス内をおさえたりね。」

トリノでは思いのほか、多くのフライブルクファンが来場

 ちなみに木曜夜ではそのイタリアで、ユベントス戦に臨んだフライブルクのファンに対して、入場制限がかけられたものの、思いの外おおくのファンたちの姿が会場では見受けられた。話によればオンラインでの手続き時にドイツ以外の国を選択するだけで手にいれることが可能で、身分証明書などの入場制限もあったが最終的には当初の予想を上回る人々の姿が。なおフライブルクでは本拠地でパブリック・ビューイングも実施。7000人のファンが声援を送っていたが、今度は満員の観客によって直接セカンドレグの巻き返しを後押ししたい。

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