2023/05/31

オランダ代表GKフレッケン、フライブルクからブレントフォード移籍

©︎IMAGO/Ulmer/Teamfoto

 マーク・フレッケンがケヴィン・シャーデに続いて、ブンデスリーガのSCフライブルクから、プレミアリーグのブレンフォードへと移籍することが正式に発表された。契約に含まれていた例外条項を行使する形での移籍となっており、今回フライブルクは1300万ユーロを手にすることに。今冬にレンタル移籍したシャーデのレンタル料と買い取り金額を含めると、同クラブからは合計4000万ユーロほどが支払われる。プレミア9位のクラブと、オランダ代表GKとの契約期間は2027年まで。

 「フライブルクでの5年間は、大怪我をおったり辛い時期もあれば、ヨーロッパリーグやドイツ杯決勝、ブンデスリーガなど素晴らしい時期もあり、本当に密度の濃い5年間だったと思う」と声明の中でコメント。「長年にわたって僕に信頼を寄せてくれた関係者各位に感謝の気持ちを伝えたい。ここでの時間が僕という人間を作り上げ、そして選手としても人間としても様々な経験を積むことができた。本当に感謝している」と述べた。

 MSVデュイスブルクから2018年にフライブルクに加入し、最近2シーズンでは先発GKとしてプレーしていた同選手は、今シーズンではブンデス全34試合に出場して44失点、キッカー採点平均2.82をマーク。そのうち13試合で無失点を記録しているところ。「マークとはこの5年で明確な展望を示しながら共に歩んできた」と振り返ったザイアー競技部門取締役は「彼は困難に陥っても常に自分を信じ続け、それが結果へとつながっていった。ピッチの内外で活躍を見せてくれており、このクラブと共に過ごしたこの成功の時間を感謝している。彼のロンドンでの挑戦が成功することを願っている」とエールを送っている。

 なおそのフレッケンは前任者シュヴォロウの退団の際に既に後継者として指名されていたように(ただ開幕直前におった肩の重傷で急遽フロリアン・ミュラーを獲得)、今回もフレッケン退団に備えて後任についても指名。ブンデス3部に属するセカンドチームを主戦場としている、ドイツU21代表ノア・アトゥボルがトップチームへと昇格することが見込まれているところだ。

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