2023/03/22
2022/03/09
元ドイツ代表MFクラマー、第4審判員の女性起用を提言
元ドイツ代表クリストフ・クラマーは、ポッドキャスト「FE:male view on football(女性から見たサッカー)」に出演。そこで第4審判員へ女性審判員を起用することのプラス面について、自身の考えを語った。
ドイツにおいてその光景は、ビビアナ・シュタインハウス・ウェッブ審判員の引退から、もはや目にすることはできない。たしかに先日にはブンデス3部ではじめて、女性のみで構成された審判員が試合を裁き、またブンデス2部には1人の女性審判員(リエム・フセイン氏)はいるのだが。
クラマーは「女性の場合、いったん一息つく効果があると思っている。だから第4審判員として起用して良いと思うんだ」と述べ、自身は決してもめるような事はないものの「仮に僕が非常に苛立っていたとして、でもそれでも女性には強く当たらないし、早く気持ちを切り替えられると思う」と説明。
基本的にクラマーは「女性は男性と比較した場合にエゴが少なく、あとコミュニケーション能力でも高い」という印象を持っており、「そういった部分は、あの役割で非常に良い資質だと言えるんじゃないかな」との見方も示している。
それだけでなく「力のあるポジション」への女性進出も望んでいるが、ただその一方で女性枠を設けることについては否定的な見方を示している。「それだとあの女性はその枠で出ていると思われる危険性がある。僕は男だから女だからか気にしないし、それは僕らの世代では違ってくる。良い事だと思うよ」