2023/04/13

グラードバッハ:主将シュティンドルがこの夏に退団。故郷カールスルーエ復帰

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 ボルシア・メンヒェングラードバッハの主将ラース・シュティンドルが、契約満了を迎えるこの夏をもって退団することが明らかとなった。「ここ数週間、いろいろと考えた結果、故郷に戻るという結論に至ったよ。でもこの素晴らしいクラブとスタッフ、同僚、そしてファンの皆様から頂いた素晴らしい声援、ここでの快適な生活を手放すことにはなるけれど。でもこれから人生において新しいことをする機会が訪れていると思うんだ。ふるさとに帰ろうと思う」と同選手は説明。つまりは古巣カールスルーアーSCへ復帰となる。

 シュパイヤーに生まれカールスルーエ近郊の町ヴァッホイゼルで育ったシュティンドルは、12歳からカールスルーアーSCのすべてのユースを経験し、その後5年間過ごしたハノーファーを経て、2015年にグラードバッハへと加入。翌年からアーセナルに移籍したグラニート・シャカの後を継いで主将に就任するなど、それ以降はブンデス通算215試合に出場して59得点、49アシスト。公式戦通算では264試合に出場して80億点をマークしており、ドイツ代表としては11試合に出場(4得点)、2017年にはコンフェデ杯優勝を達成していた。

 そしてまもなく35歳を迎える今シーズンもなお、ここまで5得点6アシストとチーム3番目のスコアラーとして活躍。もはやシーズン全34試合でフル出場するような体力はないかもしれないが、「とにかく卓越した能力の持ち主だ」とダニエル・ファルケ監督から賛辞を受けている。改めてシュティンドルは「ボルシアでの時間は僕の人生の中でも最高のものであり、このクラブのことを忘れる日など決してないだろう。約8年間に渡りクラブやこの街の人々と素晴らしい出会いを果たせたこと、なによりグラードバッハのファンの皆様にとにかく大きな感謝の気持ちを伝えたい。だからこそ残りの数週間で爪痕を残せるよう全力を尽くすことは大切なことなんだ」と語った。

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