2023/04/13
グラードバッハ:ベンセバイニとテュラムの今夏退団も発表

©︎IMAGO/Team 2
ボルシア・メンヒェングラードバッハではこれから、大幅なチーム改革が推し進められることになる。先日の主将ラース・シュティンドルの退団に続いて、ラミー・ベンセバイニとマーカス・テュラムもまたこの夏にクラブを後にすることが明らかとなった。
「両選手ともにオープンな意見交換を行い、今回の結論へと至った」と語ったヴィルクスSDは、「これまでの4年間で彼らはサッカー面において多くのものを我々に持してくれた。それだけにこの夏をもって契約を満了してしまうことは残念に思う」とコメント。
4年前に母国フランスのEAギャンガンから移籍金950万ユーロで加入していたテュラムは、フランス代表にまでの飛躍を遂げてインテル、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーFCからの関心も報じられていたものの、これにより4年間の在籍を経て無償で放出することに。
テュラムと同じく2019年よりグラードバッハに在籍するベンセバイニも、同じくフランスのスタッド・レンヌから移籍金750万ユーロを投じて獲得。これまでボルシア・ドルトムントやアトレティコ・マドリードからの関心が伝えられており、こちらもフリートランスファーにて退団することになる。
「我々は近年、才能のある選手を発掘してさらに成長させ、そしていつかは手放すというものがビジネスの一部となっている。そこでの理想は魅力的な移籍金額を見返りとして手にいれることなのだが、しかし今回それが果たせないことは確かに残念なことではあるさ」とヴィクスSD。
その一方で先日には一部ファンからブーイングも起こった事態もあり、改めて温かく別れを告げるよう切実に願った。「2人とも違いを生み出すことのできる選手であり、過去数年間にわたってチームの助けとなってくれた選手たちだ。いまもそれは変わらない。だから失望は理解できるが良い別れに彼らが値することもまた事実」それ前日発表されたシュティンドルについても同様だ。
またグラードバッハでは先日、板倉滉やニコ・エルヴェディの後塵を拝するマルヴィン・フリードリヒが、インタビューの中で不満を漏らした件について「そのようなことは本来、クラブ内で議論されるべきことであり、クラブとしてはその合意の順守、そして選手と共に内部で問題を明確にさせていきたいと考えている」と語った。