2023/09/23

グラードバッハ:エルヴェディとは延長で合意、板倉滉とCBコンビ復活へ

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ボルシア・メンヒェングラードバッハは既報通りに、ニコ・エルヴェディとの契約を更新した。来夏まで残されていた期間は2027年まで延長されており、ヴィルクス競技部門取締役は「ニコは我々のチームで最も経験豊富な選手の一人であり、長年にわたって絶対的主力として期待に応えてくれていた選手だ」とコメント。「ここ数ヶ月オープンにニコと話し合いを行った結果、今回の契約延長に至ったことを非常にうれしく思っている。これは彼のもつ人柄とグラードバッハとのつながりを大いに語るものだ」と喜びを述べている。

2015年にFCチューリヒからグラードバッハに移籍したセンターバックは、26歳を迎えるこれまで公式戦通算272試合に出場(ブンデス232試合、ドイツ杯17試合、CL17試合、EL5試合)に出場しており、まだスイス代表としても48試合でプレー。「いまは再建の道を共に乗り越えていきたいと思う」と語った同選手は、「関係者全員にとって良い解決策を見出そうとしていたし、僕得してはフリーでこのクラブを後にすることは避けたかった」と説明。サラリー改善に加えて例外条項の付随も見込まれているが、おそらくそれは今夏のホフマンのように決して高額ではないにしても、グラードバッハとしてはフリーでの退団は避けられる格好にはなる。

またエルヴェディ自身にとってもこの夏の移籍市場で新天地を見出せず、そのためグラードバッハではひとまず役割から外されていたという状況は、来夏のユーロを睨んだ際にスイス代表としての参加を危うくするものであり、前述の条件も付随する上で今回の契約延長が”関係者全員にとっての最善策”となったのだろう。とりわけ先日のダルムシュタット戦にて守備面での問題から、敢えてエルヴェディの力に頼らざるを得なかった状況からも、セオアネ監督にとっても「喜ばしい合意発表といえる」もので、「これまで素晴らしい仕事をしてきた選手で、その豊富な経験でピッチ外でも非常に重要な役割を担っている。」と評価。おそらく今後は板倉滉と共にCBを支えていくことになるだろう。

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