2020/11/03

再びアウェイ戦でのもろさ見せたハノーファー


 日曜日に行われたブンデス2部グロイター・フュルト戦においても、ハノーファー96は再びアウェイ戦でのもろさを露呈する結果となってしまった。もしもGKエッサーによる好セーブがなければ、1−4よりも更に大きなリードを許しての大敗となっていたことだろう。
 これで開幕から敵地では3連敗を記録。とりわけホームでは3連勝をおさめている事を考えれば、その差はあまりに歴然だ。「これまではあまり気にしていたわけではなかった。このチームがもつクオリティに自信をもっているから」と、主将を務めるドミニク・カイザーはコメント。「でも週ごとに異なる顔を繰り返し見せ続けていることが如実に現れており、僕たちとしてはこの波に歯止めをかけなくてはいけない」と言葉を続けている。
 なんと言っても気になるのは大量失点を許した守備陣であり、この日は左サイドバックに室屋成を先発起用するも、容易に失点を許してしまう結果に。右サイドバックのシンドラーは、システム変更からむしろウィングとしての期待値の高さを示した。それでも攻撃陣においても、あまり息が合わずにパスやポジショニングなどでの理解不足も見て取れた。そう、コチャク監督が語るように、「全てにおいて不足していた」ことに変わりはない。
 ただその一方で「うちには非常に多くの新戦力がいるので、そう言った選手たちはうちの原理原則を学ばなくてはならない」ともコメント。確かに土曜日には今度は、得意とするホーム戦が控えているとはいえ、それでもこのような浮き沈みの激しい戦いぶりを繰り返していては、徐々に試合における重圧もまた高まりをみせてくるもの。今季のブンデスリーガ1部返り咲きを目標に掲げているのであればなおのこと、いち早くチームの安定化をはかっていかなくてはならない。
 

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