2023/05/04
ハノーファーのヴァイダントが27歳で引退「税務・監査の道へ」

©︎IMAGO/Jan Huebner
所属する水曜日にヘンドリク・ヴァイダントはチームメイトらの前で、今シーズン限りで現役生活にピリオドを打つ決断をくだしたことを明らかにした。「これは数週間前に決めたことなんだよ。ハノーファー96との契約は更新しない」と、27歳のストライカーは説明。「僕には明確な人生設計があるんだ。シーズンが終わったら、税務・監査の世界に戻るつもりなんだよ」
その言葉が意味するところは、ハノーファーにある父親の法律事務所であり、「サッカーで中断していたことを、多少だけどまたやってはいるんだ」とコメント。「プロとして生活している間に、僕はマスターを取得していてね。ただそれでも僕にとって、あまりにも濃密だったプロサッカー選手としてのキャリアが終わろうとしているんだ」と言葉を続けている。
いまから5年前にヴァイダントは、当時のブンデス4部相当1.FCゲルマニア/エゲストルフ・ラングレーダーから、ハノーファーのセカンドチームへと加入。だが当時のアンドレ・ブライテンライター監督からフィジカル力のある大型ストライカーが見出され、思いがけずそのままプロの世界へ。2018年8月25日にブンデスリーガデビューを果たすと、そのヴェルダー・ブレーメン戦にていきなり初得点もマークした。
ヴァイダントは「現役を完全に退いた後、きっとロッカールームが恋しくなることだろう。それはもうわかりきったことだし、今から変な気持ちにもなる。それでも僕は今回の自分の決断に確信をもっているし、僕にとってもうこれで十分。これからどうしてもやりたかったことにまた挑戦していこうと思う」と語っている。