2021/04/18
コロナ感染のヤースタインが無事退院。「ルネは幸運だった」
新型コロナウィルスに感染していたルネ・ヤースタインが、無事に退院したことが日曜午後に明らかとなった。所属するヘルタ・ベルリンのカーステン・シュミット代表は、Sport1に対して「ここ数日で何よりもの朗報」と喜びを語り、「ルネは幸運だった。彼はトップアスリートであり、また病院では非常に良い治療を受けることができた」との考えを示している。
ヤースタインは先月末の代表戦期間において、ノルウェー代表としてトルコ代表戦に先発出場していたものの、ハーフタイムに不快感を訴えて途中交代。その後にコロナ検査で陽性反応が確認され、隔離されたまま病院での治療に取り組んでいた。ただすでに退院を果たしたとはいえ、現在同じく隔離中にあるチーム全体とのバーチャルトレーニングには参加できず、今季中の復帰についても可能性は低いと言わざるを得ない。
なお今回感染が確認されたドディ・ルケバキオ、マルヴィン・プラッテンハルト、パル・ダルダイ監督、そしてアドミール・ハムザギッチACのうち、これまでのところ大きな状態の悪化はみられず、ハムザギッチACに関しては発熱を伴う多少の体調悪化が確認されたとのこと。またチーム全体が2週間の隔離へと入ることから、すでにドイツサッカーリーグ機構ではマインツ戦、フライブルク戦、シャルケ戦の延期を発表している。
おそらくはそのマインツ戦の再開日は、5月3・4日あたりとなることだろう。それからヘルタは残留争いを展開していく中で、3・4日に1試合という過密日程の中で、試合を消化していくことになるはずだ。なお最終節は5月22日にTSGホッフェンハイム戦。そのため理想を言えば、その前節となる33節ケルン戦までには、全ての試合を取り戻しておきたいところ。
ちなみにkickerが得た情報によれば、デドリック・ボヤタとルカ・ネッツ、そしてエデュアルド・レーヴェンは、隔離の対象にはなっていない模様。ボヤタは代表参加中に大腿筋を負傷、レーヴェンは数週間に渡って筋肉系の問題に悩まされ、ネッツは3月末に中足骨を骨折。いずれもチームメイトやコーチ陣らとの接触は、特になかったようだ。