2022/09/30

5ヶ月ぶり復帰に感無量のバウムガルトル、ボエチウスは化学療法の必要なし

©️IMAGO (2)

 2週間前の日曜午後、ティモ・バウムガルトは遂に、アルテン・フェルステライのピッチへと戻ってきた。この日に行われたVfLヴォルフスブルク戦は、同選手にとっては精巣がんと診断されて以来続いた、復帰への道のりの終焉を告げるものであったのである。「診断を受けた最初の数日は随分と落ちこんでしまったものだ」と振り返ったバウムガルトルは、それでも決して笑顔を失わないことが重要であったとも語る。

 その結果26歳のセンターバックはこの日、1.FCウニオン・ベルリンの2万2000人を超える大観衆から、5ヶ月ぶりのカムバックに対する大声援を受けることができており、「決して生涯忘れることのない日となるよ」と同選手。「ブランクを全く感じない」居心地のよさのなかで、再びプレーすることができた。家族、恋人、さまざまな人々のサポートで果たした復帰。そこでバウムガルトは空を見上げた。「同じ思いで、それでももうこの世にはいない人たちへ挨拶のつもりだった」と、kickerに対しバウムガルトは明かした。

ヘルタ、ボエチウスは化学療法の必要なし

 同じベルリンに拠点を構えるヘルタ・ベルリンでは、ここのところはマルコ・リヒターに続き、今夏に加入したばかりのジャン=パウル・ボエチウスからもバウムガルトルと同じ、精巣がんが確認されたが、リヒターと同様に化学療法の必要がないことが明らかとなっている。シュヴァルツ監督は復帰後すぐにチームに定着している「ぜひマルコのような回復経過をたどってもらえたら」とコメント。また週明けにはシュヴァルツ監督自身も検査を受けたことも併せて明らかにした。

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