2022/10/03

ヴィンドホルスト氏が反撃、クラブの対応にも苦言

©️IMAGO/Nordphoto

 これからラース・ヴィンドホルストが攻めに転じる番だ。ヘルタ・ベルリンのヴェルナー・ゲーゲンバウアー前会長に対して、諜報・妨害活動を行なっていたとの疑惑報道がなされたことについて、同氏は「ナンセンスだ」として一蹴。さらにクラブ関係者にも苛立ちを募らせている。

 土曜日にヴィンドホルスト氏はフェイスブックの非公開グループに対して、「親愛なるヘルタファンの皆様へ」と宛てたメッセージを投稿。「ファイナンシャルタイムズ紙の記事はナンセンスだ。当時の状況を論理的に考えれば、まったくもって無意味であったことがおわかりでしょう」と述べており、当時ヴィンドホルスト氏は自らの口でゲーゲンバウアー氏に対する意見、経営スタイルへの批判を遅くとも2021年4月あたりから、「SNSやメディアを通じて展開していたことはすでに明らかなことである」。つまりは「当時のヘルタでは全体的に状況は危機的であったために、会員の間でもクラブの経営に対する批判の声は高まっていた」のだ。だからこそヴィンドホルスト氏の発言は、「メディアでも大いに注目を集めた」のであり、「外国からの支援など必要ないだろう。まして記事に書かれているような、不合理なお金などではね」と説明した。

 今回の発端となった前述のファナンシャルタイムズの記事によれば、ヴィンドホルスト氏は探偵業シブミ・ストラテジーへ、ゲーゲンバウアー氏の諜報活動と信用失墜を依頼
し、最終的に退陣へと追い込んだという。ゲーゲンバウアー氏のみならずヘルタの役員も情報収集のため調査対象となっていた可能性もあり、最終的に同氏は5月に退任。シブミ・ストラテジーは「プロジェクトは成功した」ため「成功報酬を受ける権利がある」と主張しており、8ヶ月に渡る合意済みの作業費100万ユーロ、成功報酬400万ユーロを支払わなかったとして訴えた格好だ。だがヴィンドホルスト氏の弁護士が「同紙の調査について、イスラエルの当該機関に問い合わせを行なったところ、イスラエル側からは何度も「この件は知らない」の一点張りだった。裁判所との準備書面は、我々の調査結果では、おそらく削除されたのではないか」という。

 2019年夏からクラブに総額3億7500万ユーロというブンデスリーガの歴史に残る投資金額を捻出し、その見返りとしてヘルタKGの株式の64.7%を取得したウィンドホルスト氏は、クラブ首脳陣がみせた対応「ヘルタの経営陣が記者会見を延期し、ベルリンの弁護士に調査を依頼した」ことに失望を表明しており「クラブ内での話し合いの機会さえ与えられず」「軽率な報道」によって「火曜に予定されたイベントの延期、そして弁護士に対応を依頼した」ことを発表するなどのクラブ首脳陣がみせた対応を、「再出発やリスペクトという言葉には余りに程遠いものだ」と言葉を続けた。

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