2022/10/04

ヘルタ・ファン、投資家ヴィンドホルストに「出ていけ!」

©️IMAGO/Fotostand

 ヘルタ・ベルリンのファンたちはTSGホッフェンハイムとのホームゲームにて、投資家ラース・ヴィンドホルスト氏に対して明確な態度を示した。この試合の前にファンクラブの代表者は「この卑劣な行為に断固反対することが求められている」という内容にフライヤーを配布しており、「彼はその行為によって我々のクラブにダメージを与えている。手段を選ばぬ手法に黙っていてはいけない」とし、さらに別のファンクラブでは「我らヘルタにとって前回の総会で良いスタートを切ったにも関わらず、それが妨害され根幹から踏み躙られようとしていることが不安だ」との抗議文まで送られている。試合開始時には観客ブロックで3列にわたる抗議メッセージとともに、「ヴィンドホルスト、でていけ」とまで綴られていた。
 
 今回の発端となった前述のファナンシャルタイムズの記事によれば、ヴィンドホルスト氏は探偵業シブミ・ストラテジーへ、ゲーゲンバウアー氏の諜報活動と信用失墜を以来し、最終的に退陣へと追い込んだという。ゲーゲンバウアー氏のみならずヘルタの役員も情報収集のため調査対象となっていた可能性もあり、最終的に同氏は5月に退任。シブミ・ストラテジーは「プロジェクトは成功した」ため「成功報酬を受ける権利がある」と主張しており、8ヶ月に渡る合意済みの作業費100万ユーロ、成功報酬400万ユーロを支払わなかったとして訴えたため、明るみとなった格好。

 これに対してクラブ側は外部の法律事務所に調査を依頼すると共に、本日月曜日までにヴィンドホルスト氏へ意見陳述を要求。ただしヴィンドホルスト氏はすでに土曜日の時点でフェイスブックを通じ、むしろこのような対応をとったクラブ首脳陣へ「再出発にも経緯にも程遠いものだ」苦言を呈すると共に、ヴィンドホルスト氏の弁護士が「同紙の調査について、イスラエルの当該機関に問い合わせを行なったところ、イスラエル側からは何度も「この件は知らない」の一点張りだった。裁判所との準備書面は、我々の調査結果では、おそらく削除されたのではないか」とも伝えている。

 ただもしもヘルタが依頼した弁護士事務所が有罪に関する事実関係をまとめた場合には、クラブ側はヴィンドホルスト氏を排除する可能性がある。クラブ定款第29条には「クラブに有害な重大行為、重大な故意の定款違反、特に重大でスポーツマンシップに反する行為、または執行員会や部門管理者による対応決議がある場合」に除名が認められると記されているためだ。ただしメンバーとしてはクラブを後にすることにはなっても、ヴィンドホルスト氏は引き続き大株主としてクラブにとどまることになるはずだ。ヘルタKGの株3億7500万ユーロがすでに投じられており、クラブ側はこれは現在は弁済不可能である。

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