2023/02/01

6年半前のカップ片手に、トルガ・シゲルチがヘルタ・ベルリン復帰

©️IMAGO/Depo Photos

 投資家ラース・ヴィンドホルスト氏を迎え始まったヘルタ・ベルリンの『ビッグシティ』プロジェクトはこの半年ほどで終焉を迎え、先日フレディ・ボビッチ競技部門取締役の解任が発表される際にかつてはウルトラの一員でもあったカイ・バーンスタイン会長は、その理由として「戦略的な軌道修正」と説明しており、「ヘルタ・ウェイ」を歩むという『原点回帰路線』を打ち出していたが、その数日後には懐かしい顔が再びヘルタのユニフォームを身を包み写真撮影に応じていた。

 それは2013年から2016年まで在籍していたトルガ・シゲルチであり、退団から6年半が経過した今もなお、その手にはまだ食器棚にあった当時の「トルガ」と書かれたコーヒーカップが保たれており、「ずっとここにあったよ」とのメッセージも添えられている。ヴォルフスブルクで育成され、グラードバッハを経てベルリンにわたってきたボランチは、その後トルコに戦いの舞台を移してガラタサライ、フェネルバフチェ、バサクセヒル、アンカラグキュなどでプレー。そしてこれから刻むヘルタ第2章で、2部降格の危機からクラブを救うための戦いがはじまることになった。契約期間は2024年までで、背番号は6。


デイショーン・リダンがヘルタ退団、ベネツィアに移籍。

 その一方でデイショーン・リダンとヘルタ・ベルリンはついに別々の道を歩むことになった。2019年にチェルシーFCのユースから加入したアタッカーは、オランダへのレンタルを繰り返した後、今回はイタリアに移籍することを決断。FCユトレヒトへのレンタルが思うようにいかなかったが、これからセリエBで3部降格の危機に瀕するFCベネチアに移籍する。


ミザンヌ・マオリダ、ヘルタからスタッド・ランス移籍へ

 またミザンヌ・マオリダについても移籍市場最終日に、ヘルタ・ベルリンを後にすることになりそうだ。同選手がリーグ・アンのスタッド・ランスと交渉を行うため、フランスに向かっているとクラブ側が発表。今季マオリダはわずか3試合のみの出場にとどまっていた。

ヘルタBSC ヘルタBSCの最新ニュース