2023/03/15

ヘルタ・ベルリン、777パートナーズとの提携を正式に発表

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 ヘルタ・ベルリンは改めてテナー・ホールディングスが所有していたヘルタBSCGmbH & Co.の全株式(64.7%)分を、米国の777パートナーズに売却することを発表。ただそれ以上の株を受け継ぐだろうと予測されていたのだが、最終的に明らかとなったのは普通株と優先株の混合により、それを超える78.8%にまで及ぶこととなった。

 これはシャルロッテンブルク地方裁判所にある商業登記簿で確認されたもので、Sternなどによれば優先株の利益分配率は95%とのこと。なおその見返りとして2年間で1億ユーロが投じられる。

 おそらく今回あまり透明性が高くないの背景には、会社の25%未満の株式という事情もあるのだろう。会見では明かされなかったがキッカーが得た情報によれば、そのうち3分の1は即座に投資されるようだ。また5人からなる相談役会メンバーには777の創業者2人も参加。アドバイザリーボードにはドン・ドランスフィールド氏とマルクス・フノルド氏が選出された。

ヴィンドホルスト氏は3分の1以下を受け取る

なおブンデスリーガ史上最大の単独投資となる合計3億7400万ユーロを出費していた、テナー・ホールディングスのラース・ヴィンドホルスト氏は、キッカーが得た情報によれば1億2000万ユーロのみを777パートナーズから受け取っており、つまりは2億2000万ユーロを失ったことになるがそれでもヘルタの財政状況は厳しく、トーマス・E・ヘアリヒ取締役は今後数年間のコスト削減など「再建は短距離ではなくマラソンになるだろう」との見方を示している。

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