2023/03/28

ヘルタ主将プラッテンハルト、延長交渉は「とてもポジティブ」

©︎IMAGO/Nordphoto

 ヘルタ・ベルリンの主将、マルヴィン・プラッテンハルトが契約延長に前向きな姿勢を見せている。今年1月には、当時のボビッチ競技部門取締役が、プラッテンハルトの契約がこの夏に満了することを明かしていたが、後任のヴェーバー氏はプラッテンハルトと残留交渉を開始。水曜のメディアとの質疑応答で、プラッテンハルトは「話し合いはとてもポジティブ。どうなるかは数週間でみえてくるだろう」と述べた。

プラッテンハルトは2014年にニュルンベルクから加入し、ロシア・ワールドカップではドイツ代表としてプレーしている。土曜のホッフェンハイム戦では、3バックの左で代役を務めた。昨シーズンの人件費は過去最高でありながら、ヘルタは節約政策を進めており、この冬にはゼルケやダリダらが移籍。ただボビッチ氏の発言について「選手としては残念な言葉でも、僕も歳を重ねたし前向きに考えることができる」と成熟さをみせたプラッテンハルトが、ここで譲歩できれば契約延長の可能性もみえてくるだろう。

旧ボビッチ体制から完全に一新

 一方でボビッチ氏は1月にオフィスをまとめることになるのだが、そこで意外な形で残っていたのが腹心であるダーク・ドゥフナー氏であった。しかしそれも3月終わりには終焉を迎えており、チーフスカウトのババカウル・ヴァーネ氏、そしてチームプランナーのヨハネス・ヴァイガンド氏のいずれも退団。これで1月に去ったゼリショフスキ氏TDとチームマネージャーのヴェストファー氏も含め、ボビッチ体制は一新されたことになる。

ケンプが練習不参加、ニーダーレヒナーは復帰

 なお月曜から再開された練習ではマーク=オリヴァー・ケンプが不在となった。同選手は股関節の問題でホッフェンハイム戦を欠場しており、その後のAKベルリンとのテストマッチでは45分間プレーしていたものの、負荷調整のために参加を見合わせたという。火曜も個別調整の予定で、週末の復帰を視野に入れているとのこと。一方でフロリアン・ニーダーレヒナーはそのテストマッチでは大腿筋に軽度の負傷を考慮し休養したが、月曜から練習復帰を果たした。なおイヴァン・スニイッチは私的な理由で、チャルク・エルンストは足首の問題で月曜の練習を不参加。ジャン=パウル・ボエチウスは肩に負傷。チデラ・エジュケとケリアン・エンソナは共に復帰途中で、出場停止のマルコ・リヒターと共に次節欠場となる。

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