2019/02/16

選手起用・相手分析、難しい判断を迫られるナーゲルスマン監督


 週末に行われるハノーファー96戦では、ここまでボランチとして不可欠な存在となっているフロリアン・グリリッチュを欠いて臨むことを余儀なくされるTSGホッフェンハイム。これは5枚目の累積警告によるものだが、ユリアン・ナーゲルスマン監督はその穴埋め候補として、「ケヴィン・フォクトを前にスライドする事ができる。それはケルン戦やアウグスブルク戦でもみせたものだ」と説明した。
 本来ならば3バックの中心として守備を支えているフォクトではあるものの、これまでにはフライブルクやデュッセルドルフといった下馬評で有利なチームを相手に4バックを採用しており、ナーゲルスマン監督はボランチとしてもプレー可能なフォクトのポリバレントさを評価。
 だが「異なる解決策がある」と煙に巻いたように、指揮官はフォクトの他にもケレム・デミルバイやレオナルド・ビッテンコートの名前をあげ、そもそもフォクト自身も負傷明けということから「誰が起用できるかはまだわからないのだし」と言葉を続けた。
 その点でみれば、前節のボルシア・ドルトムント戦でその存在感を示しながらも、内転筋に問題を抱えて出場が危ぶまれているデニス・ガイガー、さらには名前はあがらなかったがナディーム・アミリもオプションの1つとしてあげることができるだろう。
 
 その一方でホッフェンハイムとしては、今回対戦するハノーファーについて「分析を行うのは複雑だよ。相手はまだ新指揮官の下で2試合しか戦っていないのだから」とも指摘。3バックか4バックか、いったいどのような選手でどのような戦術を採用してくるのか。これから青年指揮官はその決断を迫られることになる。
 

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