2020/07/16

バイエルンのハイナー会長「セカンドチームが2部でも良いじゃ無いか」


 昨シーズンのブンデス3部を制したのは、バイエルン・ミュンヘンのセカンドチームだった。本来ならばこれで2部昇格といきたいところだが、ドイツではブンデスリーガのセカンドチームが2部でプレーすることが認められていないため、代わりに3位のブラウンシュヴァイクが2部昇格を果たしている。これにバイエルンのヘルベルト・ハイナー会長は疑問を投げかけており、「競技者として常に上を目指すもの。このことドイツでは絶対に考えるべきだと思う」と、クラブ公式マガジンにて語った。特にスペインでは可能ということもあるのだろう。「確かに同一リーグならプレーできないならわかる。しかし1部と2部ならば、良いのでは無いか?」
 なおドイツではもう1つの制限がある。それはドイツ杯には各クラブ1つのチームしか参加させることができないということだ。以前に両クラブが対戦するという奇妙な事態が発生したことがある。1977年1月、そのバイエルン・ミュンヘンが16強にて、自らのセカンドチームに5−3と勝利をおさめたのだ。ただいずれにせよハイナー会長は、セカンドチームの飛躍に満足感を示しており、「どんどん若手選手たちがトップチームを伺う機会が増えているし、若手の供給源となってきている」と述べ、ハサン・サリハミジッチSDや、バイエルン・キャンパスのヨッヘン・ザウアー代表らに対する賞賛の言葉を贈った。
2部カールスルーエが、二人のGKに関心

 そんな中ブンデス2部カールスルーエでは、バイエルンIIの若手GK、クリスチャン・フリュヒトルや、ヤン=トルベン・ホフマンに関心を抱いているようだ。バイエルンもいずれかを、レンタルしたいと考えている。カールスルーエでは、いまだ正式な発表こそ行われてはいないものの、3年に渡り守護神を務め、今季フル出場していたベンヤミン・ウップホフが無償で、SCフライブルクへと移籍することが確実視されているところ。そこでフリーのベテランGKミヒャエル・エッサーにも白羽の矢を立て、先発の座の提供でケルンとの争奪戦に臨んだが、どうやら財政面で厳しく別のクラブの流れにある模様。
ウニオンもバイエルンのDFに関心
 そしてそのセカンドチームにてブンデス3部30試合に出場したクリス・リチャーズに対して、1.FCウニオン・ベルリンが関心を示している。20才の米国人DFとバイエルンは2023年まで契約を残しており、今季の第33節でブンデスリーガデビューも達成。現在は国内のみならず、海外のクラブからも関心が寄せられているようだ。ちなみにウニオンではFWの補強も視野に入れており、現在はブンデス2部アウエより、21才のフロリアン・クリューガー(7得点9アシストをマーク、契約は2021年まで)を、セバスチャン・アンデション移籍に備えてリストアップしている模様。
ホッフェンハイムは、ヘーネス監督に関心

 さらにバイエルンIIを率いたセバスチャン・ヘーネス監督に対しても、TSGホッフェンハイムからの関心が寄せられているところであり、そのほか候補となっていたヤングボーイズのジェラルド・セオアネ監督についてはどうやら冷めてきている模様で、流れとしてはヘーネス氏に向かってきているようだ。ただバイエルンでも高く評価される38才の指揮官が、あとは今後についてどう考えているかということになるだろう。
 

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