2020/11/29
ホッフェンハイム、主将ヒュブナーはこのまま年内全休か
今季初となる公式戦ドイツ杯初戦を直前に控え、最終調整に臨んだTSGホッフェンハイムの主将ベンヤミン・ヒュブナーだったのだが、そこで左足に強い打撲を受けたために離脱。ただ組織的な負傷はなく、当初は順調な回復もみせていたものの、間も無く12月を迎える時期に入ってもいまだなお、1分たりとも出場機会を得られてはいない。
確かに個別での練習を行うまでは、比較的早い展開が見られていた。いや、それはむしろ早すぎたのかもしれない。痛みからなかなか開放されず、今も復帰を待ちわびているセバスチャン・ヘーネス監督は「残念ながら良い知らせは伝えられない」とコメント。「なかなか厄介で、すぐに復帰できるような見通しではないよ。まだ足の負傷と戦っているところさ」と、言葉を続けた。
回復には向かっているものの、それでもここまで長期離脱が続いてしまったベテランCBの復帰までには、まだまだ多くの部分で取り返していかなくてはならない。「長期離脱という事実から目を背けてはいけないんだ」と、ヘーネス監督。つまりは「練習再開までに時間がかかる」ということである。「彼にとっても辛いことだろうが、彼の不在は私にとっても辛いことだ。話し合いは共にしてもピッチで共にすることとの影響力が違う」
ヒュブナーが予定よりも回復までに時間がかかることは、何も新しい経験ではない。例えば2年前では頭部に強くボールを受けた同選手は脳震盪をかかえ、それから数ヶ月にわたってめまいやバランス感覚への問題に悩まされることになったのだ。そして今回もそれと同様に、いやそれ以上の長期離脱を強いられることになり、おそらくは年内中にキャプテンの姿をピッチ上で、ホッフェンハイムで目にすることはないだろう。