2022/7/15

元ドイツ代表MFルディに「長谷部化」を指令


 当初はとりあえずは、という印象だったのだが、どうやらアンドレ・ブライテンライター監督は本気だったようだ。先日行われたハンガリーのプスカス・アカデミアFCとのテストマッチでは、セバスチャン・ルディは3バックの中心としてディフェンスラインを意識しながらプレー。これまでセントラル・ミッドフィルダーを主戦場としてきた32歳だけに、恐らくは多くの人にとってあまりリベロの位置と結びつけて考えられる人はいなかっただろう。ドイツ代表では右サイドバックとしてプレーしていたとはいえ、あくまでそれは攻撃的なオプションという意味合いだった。
 だがこの夏にはミヒャエル・グレゴリッチュが退団、さらに目指していたセンターバックの補強が思うように進まないことから、指揮官は敢えて起用に踏み切ったのだ。「ルディは背後から司令塔として試合をリードしていくことができる。例えば長谷部誠がフランクフルトでやっていたようにね、彼もまた決して身長が高い選手ではないんだ。プレーメイキングのオプションは求められる部分であり、セバスチャンは非常にキープ力に長けた選手だからね。ぜひ見てみたいと思ったのだよ」
 実際にこの試合ではビルドアップをはじめとする、そこのボランチとしてのプレーメイキングをピッチ上にもたらしてはいた。ただその一方で守備面における対人戦での不足も見て取れるものでもあり、加えてハイプレスからの距離間を効果的にカバーしていくための俊敏性に長けているというわけでもない。果たしてブライテンライター監督はどこまで、このテストを続けていくのだろうか。それはルディがいかにこの新たな役割に慣れていくことができるか、ビルドアップのクオリティがリスクを上回ることができるかによることだろう。
 

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