2022/12/28

再起図るホッフェンハイム、年内は守備中心。年明けは攻撃中心の練習

©️Getty Images

 今夏に招聘したアンドレ・ブライテンライター監督の下、TSGホッフェンハイムは今シーズンに開幕ダッシュを飾ることに成功した。第7節時点でブンデスリーガ4位につけ、その後のヘルタ戦では痛み分けとなったものの5位、失点数はリーグ4位という8のみという好調ぶりだったものの、はじめての下位相手による勝ち点の取りこぼしから思わぬ方向へと流れが変わっていく。ブレーメン、ケルン、ヴォルフスブルクといった下位、さらにフランクフルト、ライプツィヒ、バイエルンといった強豪からもなかなか勝ち点を得ることができないまま、15試合経過時点で失点数22、順位を11位にまで下げてしまっている。

 「これまでの試合を集中的に分析した結果、開幕ダッシュ成功後に強豪を相手にして引き気味で戦うというところもあったのだが、それにしてもロストからのカウンターから失点を許す場面が多すぎたね」と、指揮官は主な問題点として「守りの基本」を挙げており、ディフェンスワークの強化を課題として挙げているところ。「年内までの練習ではカウンタープレスとロスト後の守備に集中していた」と明かし、それをうまく実践できていたと評価。テストマッチでは3試合で8得点と結果には結びついていないが、「失点は多すぎるし続けてはいけない。明らかな個人によるミスからだ。ただ(懸命に練習に取り組んだ結果で)体調面でまだ万全ではなかったというのもある」と説明。手応えを強調しつつ、「1月の合宿ではオフェンスで多く取り組む」考えを示した。

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