2023/04/21
ホッフェンハイム:『象徴』デニス・ガイガーと延長。「ドイツ代表としてもプレーする」

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TSGホッフェンハイムより朗報が伝えられた。デニス・ガイガーと2027年まで契約を更新することで合意に達しており、これは最近の盛り返しからブンデスリーガ残留をより強く確信していくための追い風にもなることだろう。特に同選手がここまで躊躇をみせていた背景としては、アイントラハト・フランクフルトなど他クラブからの関心が寄せられていたことに加え、24歳という年齢からキャリアのステップアップの時期として非常に重要な時期に差し掛かっていたことがある。
「デニスはまさにホッフェンハイムの歩みというものを象徴する選手だ」と、アレクサンダー・ローゼンSDはコメント。「彼はこのエリアの出身の選手であり、ここのアカデミーから医薬を遂げてきた選手。まさにチームにおける情熱や忠義、このチーム自体を代表する存在だよ。この延長は特別なものであり、それだけに信頼の高さを強調するものでもある。これまで幾度も負傷に泣かされてきたが、今季はコンスタントにピッチに立てているのは何より幸せなことだ。メンタリティ、対人戦能力など、サッカー選手として素晴らしい資質を兼ね備えており、今は特にチームの主軸としての飛躍も見せている」
モスバッハ近郊出身で11歳の時にホッフェンハイムの門を叩いたガイガーは、そこから2018年にはトップチームへと飛躍を遂げており、ただ最終年度となっていた2年前の延長の際に今年の夏までの更新で合意していた背景には、大腿部の負傷が長引いたことから適切な例外条項の設置で両者合意に至らなかったという側面もあった。ただ今回は長期契約ということでおそらくはその点でも合意したのだろう。
延長に際して「かなり熟考を重ねた」と明かしたガイガーは、「ホッフェンハイムは僕にとってサッカー面における原点。このままその場所でサッカーを続けていきたいと思っている。この共に歩んできた道をさらに進めていくことで、まだまだ多くの成果をあげることができると確信しているんだ。クラブにために自分の役割をしっかりと果たせるように全力を尽くしていくよ」と語った。
大腿筋と腱の断裂など負傷を幾度も繰り返してきたものの、今は筋肉も発達し肉体的にもプレー面でも非常に安定。またラッツォ監督は「デニスには非常に大きな可能性を感じている。このまま怪我なく毎週ピッチに立ち続けることができれば、私はいつの日かドイツ代表としてプレーするときだって訪れると確信しているよ。彼はブンデスに置いて最も興味深いボランチの一人だと思う」と評価。
「アグレッシブさとタフネスさを対人戦に持ち込め、気迫とリーダーシップと力強さを発揮できる選手なんだ。人間としても素晴らしく彼との取り組みは非常に良いものを感じさせるよ。包容力があってチーム自体に非常に溶け込んでおり、互いに100%支え合える関係性にある。皆にとって素晴らしい状況だ。これはクラブにとって素晴らしいニュースであり、引き止めるこができて皆がハッピーだよ。他にも希望したクラブはあったわけだし。チームの内外におけるシグナルを発信することになるね」と述べた。
ホッフェンハイムとケルンの負傷状況
なお週末のケルン戦に向けては、体調不良に陥っているスタンリー・エンソキの欠場はすでに濃厚、またフォン・オレ・ベッカーについてもふくらはぎの問題に悩まされており、こちらの出場についても現在は疑問符がついてるところ。一方のケルンはエリス・スキリが出場停止明けで、セバスチャン・アンデションは膝の問題から回復してメンバー復帰となるが、練習中に肩を負傷したティモ・ヒューバースは未定。さらにマルク・ウート(恥骨の問題)とフロリアン・ディーツ(十字靭帯損傷)は長期離脱中にある。