2023/04/28

古巣ライプツィヒ戦に臨むアンヘリーノ、ホッフェンハイムでの将来性は?

©︎IMAGO/foto2press

 ブンデスリーガ残留をかけた残り5試合へと臨む中で、フランクフルト、ウニオン、そして今回のライプツィヒという強豪との戦いがTSGホッフェンハイムにとって、勝ち点30にあと1つという14位につけてはいても決して息をつけるような状況にあるわけではない。しかも「今回3−4−3でくるのか、4−2−2−2に戻してくるのか、スペースによってくる」とマタラッツォ監督は変化を警戒しており、「全ての局面において優れ、非常に高い位置からプレスを仕掛ける、それでいてカウンタプレスにも長けたチームだ。守備面でもスピード感があり、多くの要素がうまく機能している。我々としては相手の強みを発揮させないよう、うまくカウンタープレスから逃れ、プレッシャーから逃れ、相手にあまりスペースを与えないようにすること。」と、ケルン戦からの反省を活かした守備面での集中を求めた。

 特にアンヘリーノにとっては勝手知ったる相手だといえるだろう。かつてそのライプツィヒではブンデスリーガを代表する攻撃的な左サイドバックとして名を馳せた同選手は、ホッフェンハイムとダヴィド・ラウムとのトレードという形で昨夏にライプツィヒから加入。なおスペイン人SBとのレンタル契約には、移籍金2000万ユーロでの買取オプションも付随するといわれており、「戦術的に非常にインテリジェントで、優れたテクニックを持つ選手。その重要性はここ数試合でもみせているところだ」と指揮官は評価してはいるものの、それでも残留の可能性は低いだろう。もしかすると2025年まで契約を残す、そしてアンヘリーノには特に戻る場所がないライプツィヒが、さらにホッフェンハイムへと1年間貸し出す可能性もあるが、いずれにしてもホッフェンハイムとしてはまずはブンデスリーガ残留を果たさなくてはならない。

ホッフェンハイムの負傷・離脱状況

 今回の試合ではケヴィン・フォクトが膝の問題が「火曜日にも再発してしまったため、練習には参加できてない」のために欠場。さらにCBではケヴィン・アクポグマが相手選手のファウルで鼻骨を骨折しており、「火曜日には保護マスクを手に入れてフルメニューをこなした。オプションにはなる」としているが、不測の事態におちいればスタンリー・エンソキやエミル・ビチャクチッチらを起用することになるだろう。中盤でもアンジェロ・シュティラーが、同じくの膝の問題で火曜日の練習を不参加。「様子見」とされており、一方で鼠蹊部の手術を受けたヤコブ・ブルン・ラーセンが復調。「グリシャ・プレーメルも順調にいけばチームに加わる」という。

ライプツィヒの負傷・離脱状況

 ライプツィヒの方はペーター・グラーチ(十字靭帯断裂)とザヴェル・シュラーガー(半月板断裂)、ユスフ・ポウルセン(ふくらはぎの問題)ら負傷離脱組に加えて、アマドゥ・ハイダラが累積警告のために欠場。さらにドミニク・ソボスライについても、前節での退場処分のために欠場を余儀なくされる。またそれ以外にも出場が危ぶまれている選手が複数存在しており、ヨシュコ・バルディヨルは筋肉系の問題を抱え、ダニ・オルモは膝を負傷。ベンヤミン・ヘンリクスは股関節を負傷しており、かかとを負傷していたコンラッド・ライマー含め、木曜日に再び練習参加をすることができた。

 

ホッフェンハイム、JOMA社と契約延長

 TSGホッフェンハイムとそのキットサプライヤーを務めるJoma社は、2026年までパートナーシップを延長することを発表した。4年前からサプライヤーを務めるスペインのスポーツウェアメーカーは、ペレグリーノ・マタラッツォ監督のプロチームだけでなく、女子チーム、U23とU12からU19までのジュニアチームでも着用。 ブ2023/24シーズンのキットは、まもなく発表される予定となっている。「JOMAとのパートナーシップは、我々にとって非常に重要なものであり、またサポーターからのフィードバックを通じて、例えばジャージのデザインがいかにファンに受け入れられているかを実感している」と、シュトリッヒ取締役は語った。

TSGホッフェンハイム TSGホッフェンハイムの最新ニュース