2023/05/02

ホッフェンハイムに痛手!残留争いの最中でカデラベクとフォクト離脱。

©︎IMAGO/Eibner

 リーグ戦では14位につけているとはいえ、自動降格圏内となる17位シャルケとの勝ち点差は2という中で、昨季EL王者フランクフルト、今季ブンデス無失点数最多タイのヴォルフスブルク、そしてCL初出場に向け突き進むウニオン・ベルリンへと臨む、TSGホッフェンハイムだがさらに心配となる知らせが火曜午後に届いた。週末に行われたRBライプツィヒ戦にて大腿を負傷したパヴェル・カデラベクには、当初は筋肉の硬化程度で済んでいるとの期待感ももたれていたものの、その後の検査で組織への損傷が確認。そのためこれからしばらくの間、離脱を余儀なくされることが明らかとなっている。このまま残りシーズンを全休する可能性もあるだろう。

 長年にわたってホッフェンハイムの右サイドの主力を勤めてきたチェコ人DFではあるのだが、近年ではその肉体面での衰えも見受けられてきており、最近では幾度となく筋肉系の負傷に見舞われ離脱を繰り返してるところ。特に最近4試合で勝ち点10を稼ぐなかで大きく貢献するなど、状態の良いカデラベクはチームにとって非常に貴重な戦力となるだけに、今回の離脱はマタラッツォ監督にとっても頭の痛い問題だ。代役候補となるのは攻撃的なロベルト・スコフ。しかもレフティであり、効果的なクロスはあまり期待できない。その点ではCBのアクポグマを右にスライドすることも考えられるが、ただいずれにしても次節は累積警告で出場停止。あとはドイツ代表で右SBの経験のあるセバスチャン・ルディもオプションの1人となる。

ケヴィン・フォクトも引き続き離脱

 さらにホッフェンハイムでは、ケヴィン・フォクトも離脱を余儀なくされることが明らかとなった。キッカーが得た情報によると30歳のディフェンダーは、引き続き膝の負傷に悩まされており、滑液包の問題で、痛みを伴う閉塞を繰り返しているという。こういった事情からホッフェンハイムのセンターバック陣ではこれからしばらく、オザン・カバクやアンソニー・ブルックス、スタンリー・エンソキといった、シーズン中では失策も目立つ選手たちの奮起を期待しなくてはならないだろう。

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