2023/05/06

ホッフェンハイム:ブンデス初『廃棄物ゼロ』認定のスタジアムに

©︎imago images/Eibner

 ブンデスリーガ、TSGホッフェンハイムの本拠地Pre Zeroアレナが、ブンデスリーガのクラブとして初めて、廃棄物ゼロのスタジアムとして正式に認定を受けたことが明らかとなった。同スタジアムでは2019年より、廃棄物処理、リサイクル、回収を中心とした環境サービスプロバイダー『Pre Zero』がスポンサーを務めており、ドイツ、ヨーロッパ、アメリカの430の拠点で約3万人を雇用する同社は、今回スタジアム運営においてもより持続可能性を高めるためのプロジェクトを推進してきた。

 「PreZeroインターナショナル」のトーマス・キリアキスCEOは「このプロジェクトは、どれほど廃棄物管理の可能性があるものかを、示すことができるものだと思います。もちろん理想をいえば、廃棄物を一切出さないことが望ましいのですが、ただそれはスタジアム運営において非現実的といわざるをえません。そこで私たちの掲げる廃棄物ゼロプロジェクトは、リサイクル不可能な廃棄物をゼロにするということであり、リサイクル可能な材料を可能な限り循環させていきながらそこに新しい命を吹き込むことにあります」と説明。

 スポンサーシップによって年間450万ユーロを手にしつつ、同時にサスティナビリティへの問題に真摯に取り組み周知の機会とする取り組みに、TSGホッフェンハイムのデニ・シュトリヒ取締役は「このアレナでサスティナビリティというテーマに取り組むことは、私たちにとっても社会的責務と捉えています」と述べ、また同クラブのサスティナビリティを担当するシュテファン・ワグナー氏は「私たちはスタジアム運営における模範となるための、そのアイデアは非常に多岐にわたるものであり、まだまだそれが尽きるようなことはありませんよ」と更なる発展への意気込みもみせている。

フランクフルト戦では守備陣の対応迫られるホッフェンハイム

 その一方でリーグ戦においては、まだまだ厳しい戦いが続いているところだ。かろうじて安全圏内となる15位に位置するホッフェンハイムは、先日にドイツ杯決勝進出を決めたばかりのアイントラハト・フランクフルトと対戦。特にマタラッツォ監督は守備陣への対応が求められ、パヴェル・カデラベクは大腿の過度伸展のため欠場、さらにケヴィン・フォクトは「膝の滑液包が問題で関節内視鏡を受けた」ために今季中の復帰さえも疑問視。さらに今回はケヴィン・アクポグマが出場停止で、オザン・カバクは筋肉に硬化を抱えたがただこちらは、アンジェロ・シュティラーやヤコブ・ブルン・ラーセンとともにフランクフルト戦には「間に合う見通し」だ。

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