2023/05/17
ホッフェンハイム:チェとクアレスマのレンタル終了。バイアーとジョンはレンタルから復帰

©︎IMAGO/Kessler-Sportfotografie
TSGホッフェンハイムはジャスティン・チェとともに、エドゥアルド・クアレスマもレンタル契約満了に伴い、この夏に退団することを明らかにした。前者についてはすでにキッカーにてお伝えしていたが、後者についてもスポルティング・リスボンとの契約に含まれていた買取オプションの行使を見送り。「ジャスティンとエドゥアルドは素晴らしい内面性をもった才能ある選手。なんどもその将来性の高さを示していた」とローゼンSDはコメント。「ただ今のキャリアの段階では、成長のために出場機会が必要とされており、それをここで保証することができないのだ」と言葉を続けている。
昨夏にセンターバックとサイドバックの両方でプレーできるという強みからクアレスマを獲得するも、チーム内でその居場所を見出すことは叶わず、それは本来もちあわせていた才能どうこう以前に、チームが激動のシーズンを過ごしてしまったことも多少なりとも起因していることだろう。前半戦ではセカンドチームで出場経験を重ねつつトップチームのメンバーに入り、そして母国で行われた冬のトレーニングキャンプでは今後を期待させたが、逆に第19節以降はメンバー入りを1度もはたせずにいる。
ホッフェンハイム、2部レンタル中の2選手が復帰
一方でホッフェンハイムでは逆にレンタル中の2選手を復帰させることも明らかとなった。20歳のストライカー、マキシミリアン・バイアーは、ブンデス2部33試合に出場し7得点をマークしていたハノーファー96から、そしてマルコ・ジョンは、ブンデス2部23試合に出場し左SBとしての定位置を確保したグロイター・フュルトから帰還。ローゼンSDは「この1年でフュルトで再び安定感と安心感、そして自信も手に入れてくれたね」とその成長に満足感を示した。
ハードリング氏のライセンス取得が発表されない奇妙さ
なお監督ライセンス取得を無事終了した、カイ・ハードリング氏のこの後は、クラブの広報担当によると不透明になっているという。昨夏にライセンス取得に集中するためにセカンドチームの監督から離れていた同氏だが、クラブ側ではいまだに取得を発表しないなど不可解な現象がみられているところ。ただローゼンSDのお気に入りとも言われる一方で、運営レベルでの大改革の噂も浮上するなど、様々な事情が絡んでいる可能性も否定はできない。