2023/05/29
ホッフェンハイム、フランク・ブリエル財務取締役の退任を発表

©︎IMAGO/Jan Huebner
今季は残留争い、そして監督交代劇など激動のシーズンを過ごすことになった、TSGホッフェンハイム。アレクサンダー・ローゼンSDはすでにチームの大幅な再編成を宣言しており、それは無論選手たちについてのことであるのだが、ただその一方で取締役においてもフランク・ブリエル氏の退任が月曜日に発表された。
2006年からホッフェンハイムに従事してきた48歳あ、当時経営学部卒業からSAP社のコマーシャル・ディレクターとしてホッフェンハイムに参加。4年後に財務担当取締役に昇格しており、2021年にペーター・ゲルリヒ氏が退団すると、財務、IT、組織、管理分野に加え、競技部門についても担当。包括的な役職を遂行するなか、元バスケットボール選手であったブリエル氏はほとんど表舞台に立つことはなかった。
同氏は「ここで経験できたことは非日常的な刺激的なもので、多くのの経験や独特の体験ができたことを感謝しています。でも人生の3分の1をここで過ごした今、私としてはまず今年で一区切りをつけてもう1度、自分の方向性を見直したいと昨年のうちに決めていたのです」と説明。「この激しく複雑で過酷なシーズンの後に、残留を確定できたことはより大きな喜びでもあります。このクラブと4部からCLまで歩みを進めてきた私にとって、興味深い人々と知りあい、また管理職としてエキサイティングなプロジェクトに参加する、その機会を得たと思っています」と言葉を続けている。
ホップ会長は「彼は信頼のできる仲間でありプロフェッショナル。その仕事はリーグ全体でも高く評価されており、これまでの仕事ぶりに感謝するとともに、今後の多幸を祈っている」と称賛。一方でクラブ側の今季の不振と財政的なボトルネックが、どれほど影響を及ぼしたかは不明だ。コロナ以前は記録的なバランスシートだったものの、直近では過去最高の損失額4200万ユーロを記録。ただその後に活気を取り戻した移籍市場でラウムやラターの売却によって収入の確保には成功している。