マインツ：一転、アントン・シュタッハがホッフェンハイム移籍へ

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　木曜日に１．ＦＳＶマインツ０５のクリスチャン・ハイデル取締役は、ＴＳＧホッフェンハイムへの移籍の可能性が取り沙汰されていたアントン・シュタッハについて、「既存のチームで戦っていくことになる」と実質的に破談に終わったことを明かしていたものの、ただそれと同時に「現時点ではね」とも付け加えていたように、この発言もまた駆け引きの一部だったということなのだろう。キッカーが得た情報によればその後も交渉が続いた結果で、およそ１０００万ユーロの移籍金と成果に応じたボーナス最大２００万ユーロが付随する形で移籍することになるようだ。

　２４歳のＭＦは以前よりマインツサイドでホッフェンハイムへの移籍希望を伝えており、特に今年の春にドイツ代表として２試合出場した経験から、来夏に控える自国開催のユーロ参加への強い思いもあったことだろう。ただヴォルフスブルクで育成され、フュルトでプロへの階段を上った２４歳は、負傷や適切なポジションがないなどの不運もあってなかなか定位置確保とはならず、これからその飛躍の場を近隣のブンデスリーガのクラブ、ＴＳＧホッフェンハイムで求めることになる。