2023/10/26

ドイツ期待の逸材:マキシミリアン・バイアーがホッフェンハイムと2027年まで延長

©︎IMAGO/Nordphoto

 ブンデスリーガ第8節にしてすでに6得点をマーク、2008年のヴェダド・イビセヴィッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ代表)や、2020年のアンドレイ・クラマリッチ(クロアチア代表)が記録した7得点を追随する飛躍をみせている、ドイツU21代表マキシミリアン・バイアー。ハノーファーでの2年間に及んだ武者修行を経て、いまやチームの主力の1人となった若武者との契約は、それが評価される形で2027年まで更新されることが明らかとなった。サラリー面における大幅な改善は当然のことながら、『将来のドイツ代表候補』という看板、来夏の移籍市場における注目株に見合った契約内容となっていることだろう。実際に前任者(ズーレ、フォランド、ラウムら)もまた、それに応じた移籍金額を残す形でステップアップを果たしており、おそらくは上限を3000万ユーロあたりで、資金が潤沢なプレミアの場合には追加料金が発生する可能性もある。

 バイアーは「ホッフェンハイムでは居心地よく、とても大切にしてもらっていると感じながら過ごしているよ。この環境の中でさらに僕は飛躍できる、そういう確信を抱いているんだ」と決断の理由について説明。「ホッフェンハイム首脳陣の皆さんからは、キャリアの早い段階から期待を寄せてくれ、ユースでもハノーファーへのレンタルでも、僕をブンデスリーガーに導いてくれたと思っている。これからはこの舞台での自分の立ち位置を築いていきたいね。僕たちはこれからも、このクラブとともに歩んできたこの道を、引き続き追求し続けていきたい」と意気込みを見せた。一方ローゼン競技部門取締役は「ドイツサッカー界のシューティングスターの1人と前倒しで更に2年更新できたことを嬉しく思う。ユースからプロに飛躍したクラブが掲げる哲学の代表的存在。非常に意欲的で思い切りのいいフレッシュなスタイルには大きな将来性を感じるよ」と評価、シュヴェグラー有資格担当も「大いに楽しみな選手。非常にスピードあるFWで常に危険な存在となれる存在。積極的なアプローチから、ビルドアップで常にプレッシャーをかけられるよ。それにこの成功にも地に足がついており、周囲からの高い関心にもまっすぐ仕事と向き合っている。向上心の強い選手だ」と語っている。
 

 

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