2022/7/30

パウロ・ディバラのASローマ移籍が意味するところとは?


 クリスチアーノ・ロナウドがチャンピオンズリーグ出場クラブへの移籍を目指しているとも報じられる中で、パウロ・ディバラはインテル・ミラノなどからの関心も寄せられていたものの、最終的にヨーロッパカンファレンスリーグ出場となるASローマ移籍というサプライズ決断を下した。だが元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンからみれば、これは正しい判断だという。「彼はインテル、ローマ、ナポリにいくことができたようだけど、僕としては後者2クラブへの移籍を希望していたんだ。それが彼のキャリアにマッチしていると思ったのでね」と、伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』とのインタビューでコメント。
 最終的に2025年までの契約を締結したASローマは、「彼が必要としていたメンタル的な”ショック”」を与えることができるという。市をあげて大歓迎で迎えたローマだが、ただドリブルとフィニッシュを得意とするアルゼンチン人ストライカーから何がもたらされるのか。少なくともここ数年は頻繁に負傷に悩まされ、コロナへの2度の感染などもありユベントス側は延長を見送った背景がある。同僚となったタミー・アブラハムは同紙とのインタビューで「今、スクテッドを狙わないといえば嘘になるよ。良いチーム、良い監督がいて、大きなクラブなんだ」と述べ、ディバラ獲得にみてとれるように「ビッグプロジェクトを作り上げているところだよ、目標は最低でCL出場権獲得。ベストシナリオは優勝。僕たちに限界はない」と意気込んだ。
 ただそこに疑問の声がないわけではない。ASローマからはこの夏、ヘンリク・ミキタリアンがインテル・ミラノに移籍しており、ニコロ・ザニオーロについてもユベントス・トリノへの移籍の可能性が取り沙汰されているところ。ディバラ単体でのカバーは当然困難であり、そこでジョルジニオ・ワイナルドゥムをパリ・サンジェルマンから獲得することが見込まれているところ。FCトリノからこの夏フリーになったアンドレア・ベロッティとは、モウリーニョ監督との電話での話し合いもあったようだ。代わりにエルドル・ショムロドフがトリノ移籍の可能性もあるものの、攻撃陣の構築現場はまだまだ活発であり、アブラハムは高く評価されるが契約の例外条項で8000万ユーロによりチェルシー復帰の可能性も残されている。
 

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