2022/10/04

サッカーの試合で悲劇に襲われた、インドネシア「これは避けられた」

©️Getty Images

 少なくとも125人が死亡した、インドネシアのジャワ島マランにあるカンジュルハン・スタジアムで起きた集団パニックは、サッカー史上最悪の災害の1つを引き起こす結果となってしまった。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、「この痛ましい事件で命を落とした犠牲者、ご家族とご友人に、深い哀悼の意を表します」と述べ、またUEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長も「欧州サッカー界を代表して、深い衝撃と悲しみを覚える」と表明している。

 一方インドネシアでは月曜日に政府が、治安当局の高官を集めた特別会議を開催。そこで大惨事の背景を明らかにするための独立した専門家チームが結成されたことをマフフード治安相が発表。また政府の指示により国家警察が震災の責任者と思われる人物の捜査を開始するという。この試合ではのべ4万2000人が来場していたが、騒動を危惧してホームのファンしかいなかった。

 それでも今回のような悲劇が起きてしまったこと、特に気になるのは警察はこれを避けることができなかったのかと言うことであり、地元紙でも催涙ガスを使用したようだがそれがかえってパニックの引き金にはならなかったか?などの疑問を呈す。犠牲者の多くは非常口に向かう際い窒息したり踏まれたりした人たちだ。

 NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」のアジア副代表フィル・ロバートソン氏は、「FIFA独自の規則で、スタジアムでの『群衆統制ガス』の使用は禁止されている」と指摘。しかし自治体や各国協会は、その大会の警備規則を独自に決めることができ、その場合FIFA規則は勧告としてのみ有効となる。

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