2022/10/05

エデン・アザール、レアルでの苦境はベルギー代表にも波及

©️IMAGO/ZUMA Wire

 ようやくその時は訪れた。リーグ戦第5節にてレアル・マドリードでは、カリム・ベンゼマが負傷のためにマジョルカ戦を欠場、代わりにエデン・アザールが出場の時を迎えたのである。だが残念なことにそれでもベルギー代表MFがそこでみせたものは、これまでレアル・マドリードで繰り返し見られていた目立たない、不運な姿のみであった。そしてピッチを後にすると、アザールのライバルであるヴィニシウスとロドリゴが立て続けにゴール。最後はリュディガーもゴールを決めて4−1で勝利。翌週のアトレティコとのダービーではロドリゴが優先的に起用され、そして前半18分にはゴールでさっそく答えを出してみせている。いまやアザールは先日のオサスナ戦でバックアップ役さえ務めることが叶わず、終盤でアンチェロッティ監督はマリアーノを投入。

 この試合はアザール向きではなかった、それが指揮官の後に説明した理由であった。「もちろん、どの選手だって、自分の置かれた立場については認識しているものだよ」と指揮官。かつて1億1500万ユーロという破格の移籍金額で加入したアザールは、当然のことながらより多くの出場機会を求めているものの、どうやら監督からは既に求められる立場にはないようで、「選手から説明を求められれば説明するが、エデンから特に私が話しかけられているということはない。状況について理解しているし、他の選手と同様に定位置争いが非常にタフであることも認識しているだろう」と語る。

 いずれにせよこれまでの通算出場時間158分というのは、ワールドカップが今冬に控えるベルギー代表にとっても影響を及ぼすものだ。実際に先日のウェールズ戦、そしてオランダ戦でも、1時間強での交代が告げられている。「彼がフル出場に耐えられるかどうか、短期間のうちに7試合もプレーできるのか。それは自分で自分の体に聞かなくてはいけない」と、ロベルト・マルティネス代表監督はコメント。「エデンは長い間ほとんど、あるいはまったく試合に出場していなかった。それは誰もが知っていることであり、それが結果にも繋がっている」そして改めて偽9番やトップ下ではなく「彼は左でプレーしなくてはいけない選手。それで最高のエデンとなる」と述べたが、これについてはヴィニシウスが好調である限り、トップ下の役割からはいずれにせよ解放されることにはなるだろう。

 

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