2022/10/13

”エムバペ退団希望”の見出しが、本来意味するところとは?

©️AFP via Getty Images

 火曜夜に行われたチャンピオンズリーグGL第4戦ベンフィカ・リスボン戦では、キリアン・エムバペはPKを決めて23歳にして、パリ・サンジェルマン史上CL最多記録を更新した。だが注目すべきはむしろ、そこではない。このPKを蹴る際には、特に話し合いの場も儲けられないまま行われており、8月にはネイマールとPKをめぐり対立をみせ、ここのところはネイマールが1stチョイスの立場を確立していたのだ。

 先日にメディアではエムバペが、クラブからのサポートが得られないことを理由に、移籍希望をクラブ側に伝えたと報道。希望していたFWの相棒が獲得されないなど、5月にレアル・マドリード移籍に応じることなく契約を延長した、その時の約束がはたされていないと感じており、近しい人物には契約延長の判断を誤ったとさえ伝えているとレ・キップ紙は報じる。

 ただその後に就任したルイス・カンポスSDは別の見方を示し、「彼はそれを考えてはいない。そうなら私に伝えてくることだろう。1月の退団希望を彼が口にしたことはない」と述べて、この報道を否定。一方のエムバペはベンフィカ戦後もノーコメントとしており、実際に移籍を希望しているかを測ることは困難だ。

 だが少なくとも現実的な話として、必ずしもエムバペが退団を望んでいるということではないのだろう。むしろクラブに対して圧力をかけていき、自分にもっと影響力をもたせていきたいということではないか。そもそもCL制覇を願うパリSGが今冬に手放すことは、カタールの投資家QSIIが同意しないだろうという点からも考えられない。

 しかしながら夏には状況は変わる可能性がある。エムバペとの契約はあくまで2024年までであり、延長オプションは付随しているがそれは選手の同意があって初めて行使されるもの。そして現状を見る限りその可能性は低く、つまりは移籍金をえるためにはパリ・サンジェルマンとしては、この夏の売却については検討しなくてはならないということになる。

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